2025.02.28 / ナロータイで差をつける!若手ビジネスマンのためのスマートコーデ【20・30代向け】
SRで接客していて以前はネクタイしてたけど最近はしなくても良くなった、という方が非常に多いです。
ある程度勤続年数が多い方にこの傾向が特に強いと思います。さらに、業界別でもその傾向は強い。
ただ、これから入社される新ビジネスマンの方や、勤続年数の少ない若手ビジネスマンはネクタイをしている方が多い印象です。
そんな中、ozieで販売しているあるネクタイが密かに売れてます。
それは幅の細いネクタイ=ナロータイです。
このナロータイはお若い方中心に人気のあるネクタイです。
年輩の方も使い方によっては当然OKです。
なぜお若い方に人気なのか?その理由と、「ビジネスシーンで周りと差をつけたい!」 「おしゃれに見られたいけど、どうすればいいか分からない…」という20~30代の若手ビジネスマンの皆さんに向けて、今回は ナロータイ(細身のネクタイ) を使った、洗練された着こなしのコツをお伝えします!
目次
♦動画目次
00:00 ナロータイで差をつける!若手ビジネスマンのためのスマートコーデ【20・30代向け】
02:52 ナロータイの特徴
05:22 ナロータイはビジネスシーンで使えるか?
07:07 ナロータイをスタイリッシュに合わせるには?
11:28 ナロータイをビジネスシーンで使う際のNG項目
15:23 まとめ
♦ナロータイの特徴
ナロータイというのは名前の通り細いネクタイの総称で、一般的に7cm未満のネクタイのことをナロータイと定義します。
動画内で私が着用しているのはozieのナロータイですが、ozieのナロータイは約6.5cmで生産しています。
ちなみに普通のネクタイは、だいたい8.5cmから8cmぐらい。現在の主流も同じくらいです。
重ねて比較するとこんな感じです。
重ねるとより細さを感じる、モダンでスタイリッシュな印象 を与えるアイテムです。
ちなみにozieでは細身幅のニットタイも取り扱いがあります。
シルクにニット素材を使ったネクタイで、下が真っ直ぐに切ってある形をしています。
幅が6cmくらいなので、ナロータイというくくりに入れていいのではないかということで、オジエのページでは、ニットタイもナロータイに含めてご紹介しています。
【ナロータイの生い立ち】
ナロータイの生い立ちを紐解いてみると、1950-60年代にモッズスタイルの台頭とともにナロータイが誕生し、トレンドとなり、1970年代くらいまでその流れは続きました。
そして2000年に入って、ディオールオムというメゾンブランドがナロータイを大々的に打ち出してきました。
クリスチャンディオールがその先駆けとなったことが衝撃でした。
その後サンローランといったメゾンブランドが細いネクタイを生産するようになり、現在はファッションの多様化とともに定番的アイテムの一つになっています。
●ディオールオム
♦ナロータイはビジネスシーンで使えるか?
ディオールオムやサンローランというブランドを聞いて、何となく想像がつくかもしれませんが、ナロータイは、ビジネスシーンでの使用というよりは、フォーマルシーンとかパーティーシーンでの使用が想定されます。
もしくはカジュアルスタイルを非常に上品にコーディネートする際に、ナロータイを結ぶ、というパターンが多く見受けられます。
ですが、私はナロータイはビジネスシーンで使えると考えています。
ナロータイをビジネスシーンで使うには、ナロータイの幅の選び方がポイントになります。
サンローランやディオールオム等は、幅が6cm以下といったように、とても細い幅でつくられています。
これだとあまりに細すぎて、「ビジネスでは使えないよね」となりますが、私の個人的感覚でいうと、6-7cm幅のナロータイでしたら、ビジネスシーンで使えるものとしてozieではおすすめしています。
それもあってozieのナロータイは6.5cmで生産しています。
♦ナロータイをスタイリッシュにコーディネートするには?
ナロータイをスタイリッシュにコーディネートするには、いくつかポイントがあります。
《ラペル幅の細い、細身のジャケットを選ぶこと》
ナロータイを合わせるときには、ラペル幅の細いジャケットを選ぶのが一番のポイントです。
ラペル幅というのは赤線部分です。
ラペルの幅とナロータイの幅がぴったり合うと非常にスマートにコーディネートできます。
±1cmぐらいはOKですが、ラペルの幅はナロータイの幅とぴったり合うのが一番きれいです。
この写真は先ほどの黒いジャケットのラペルにozieの6.5cm幅のナロータイを乗せてみましたが、ほぼぴったりです。
ジャケットのラペル幅は6.7cmでした。
参考までにこの写真はディオール・オムのスーツ写真ですが、ラペル幅細いのがわかりますよね。
あわせているネクタイは6cmと細いですが、同じブランドなので当然あわせて作ってありますからスタイリッシュなわけです。
これだったら年輩の方でもいけそうですよね!
ということで大剣幅と、ラペルの一番太い部分が合うと相性がいいです。
これが一番のポイントです。
先程もお伝えしましたが±1cmぐらいはOKです!
これがあるから、若い方向けにナロータイをおすすめしたくなるわけですし、実際人気なわけです。
というのは昨今若い方がビジネスシーンで着用しているスーツは黒無地が多く、さらに細身のスーツが多いです。
細いスーツのラペルは必然と細くなります。
ですので、通常幅のネクタイよりナロータイのほうがしっくり来るし、よりスタイリッシュに見えます。
《小ぶりな襟のシャツを合わせる》
ジャケットのラペルも細いということは、シャツに関しては、襟高のものや、大きい襟のシャツはあまり合いません。
やや小ぶりな襟型のシャツの方が相性が良いです。
襟型でいうとスナップダウン、タブカラー、レギュラーカラーです。
●スナップダウン
●タブカラー
●レギュラーカラー
ただ個人的にはホリゾンタルカラーもおすすめです。
●ホリゾンタルカラー
ホリゾンタルカラーシャツは、広角に開いている襟型のため、合わないのでは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、襟自体は小さめなので、ナロータイと相性は良いです。
この画像は先程の黒ジャケットにホリゾンタルカラーシャツとナロータイをあわせた写真ですが、全然おかしくないですよね!
あとビジネスシーンで着用するのはやりすぎかもしれませんが、結婚式の二次会やパーティシーンなどではピンホールカラーもおすすめです。
タブカラーと同じような見た目になるので、ナロータイとの相性は抜群です。
♦ナロータイをビジネスシーンで使う際のNG項目
《①幅が5cm以下✖》
ナロータイとはいえども5cm以下はビジネスで着用するには細すぎます。
さらに、ビジネスシーンではディンプルを入れるのことをおすすめしてますが、5cm以下はディンプルがほぼ作れないといっても過言ではありません。
《②ネクタイの幅とラペルのバランスが合っていない✖》
ネクタイとラペルの幅の差は ±1cmに抑えること
《③スーツがゆったりしすぎている✖》
細身のスーツをジャストフィットで着用する際にナロータイは最適なので、ゆったりとしたスーツは根本的に合わない。
《④派手すぎる色や柄✖》
ラペル幅の細い細身スーツは黒無地含むダークスーツが基本です。
ですのでネクタイもネイビー・グレー・ワイン・ブラウンといったダークトーンのものを選びましょう。
モノトーン調でまとめるのが一番オススメです。
《⑤黒無地ネクタイ✖》
モノトーン調がいいとお伝えしましたが、黒無地ネクタイはビジネスシーンにはNGです。
《⑥結び目が大きくなる結び方✖》
結び方はプレーンノット一択。
長さ調整が必要なネクタイはダブルノットで対応しましょう。
ウィンザーノットやセミウィンザーノットは結び目が大きくなるので細いネクタイの幅に合わないのと、小ぶりなシャツの襟型とも合いません。
今回のビジネスシーンで着用する際のナロータイのお話を20-30代の若いビジネスマン向けにしたのは、ジャケットの形=細身でラペル幅が細いもがナロータイを合わせる際の大前提であるからです。
ですが、ご年輩の方でもそのようなスーツを着用されているのであれば、むしろナロータイを積極的にあわせていただきたいです。
また、細身のスーツを着用できるのであれば、ビジネスシーンではなく、パーティーシーンや食事会といった普段とは違ったスーツスタイルで臨める席にぜひナロータイをあわせてみてください。
先程も掲載しましたが、ナロータイを使ったディオール・オムのスーツコーデは年輩の方でもシャープかつスタイリッシュに着用する際の参考になると思います。
♦まとめ
【ビジネスシーンでナロータイを合わせる際のポイント】
①6-7cm幅のナロータイを選ぶ
②ラペル幅の細い、細身のジャケットをジャストフィットで着用すること。
③ジャケットのラペル幅とネクタイの幅を合わせる。±1cmの差まではOK。
④ネクタイの色はネイビー・グレー・ブラウン・ワインと言ったダークトーンのネクタイを合わせる。モノトーン調でコーディネートするのがおすすめ。ただし黒無地はビジネスシーンにそぐわないのでNG。
⑤シャツはレギュラーカラー・タブカラー・スナップダウン・ホリゾンタルカラー・ピンホールカラーがおすすめ。
⑥ネクタイはプレーンノットないしはダブルノットで結ぶこと。
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