2024.12.06 / 冬にリネンシャツは「あり」か?
「リネンシャツは夏だけのもの」と思っていませんか?実は、冬にもリネン素材を上手に
取り入れることで、スタイリッシュで快適な着こなしが可能です。本記事では、麻100%
シャツを冬に着るメリットとデメリットを解説し、寒い季節にふさわしいコーディネート
のポイントをお届けします。
目次
♦動画目次
00:00 冬にリネンシャツは「あり」?メリット・デメリットと冬コーデのコツ
01:10 冬にリネンシャツを着るのは「あり」?その理由
04:42 冬にリネンシャツを着るメリット
07:23 冬にリネンシャツを着るデメリットとその対策
09:41 冬のリネンシャツコーデ術
14:24 まとめ
♦冬にリネンシャツを着るのは「あり」?その理由
《リネンの特性》
リネンは通気性と吸湿性に優れた天然素材で、季節を問わず快適な着用感を提供します。
「夏向け素材」と思われがちですが、実際には温度調整機能があり、冬場でもその特性を活かすことができます。
質感も柔らかく、重ね着のベースとしても非常に適しています。
《ヨーロッパでの冬のリネン活用》
ヨーロッパでは、リネンが冬の生活に取り入れられることが一般的です。
フランスやイタリアでは、リネンシャツやスカーフが冬のファッションに使われています。
厚手のリネン単体での使用や、ウールとリネンを混紡して使うことも多く、暖かさと洗練さを両立できます。
《リネンの寝具が冬に使われる理由から見る衣類への応用》
リネン素材の寝具、特にシーツや布団カバーは、冬でも快適に使用されることで知られています。
リネンの吸湿性と通気性が、湿気をコントロールしつつ適度な保温効果を発揮するためです。
寒い季節でも乾燥しすぎない=静電気を抑制する効果を併せ持ち、心地よい睡眠環境を提供してくれるリネンは、実用性が高い素材として信頼されています。
このように、リネンが肌に触れるアイテムとして冬に活用されることを考えると、リネンシャツを冬に着ることも理にかなっています。
衣類としても同様の快適性と調湿効果を発揮し、保温性と軽さを両立させたスタイルを楽しむことができます。
《冬でも快適な理由》
これらのことから、寒さが厳しい季節にも活用の幅を広げます。
ウールや厚手のニットと重ねることで暖かさをプラスしながら、リネン特有のサラッと感や保温性・吸湿性活かすことが可能です。
また、そのナチュラルな質感が冬の装いに「抜け感」を加えるため、ファッション性も高まります。
♦冬にリネンシャツを着るメリット
《保温性・吸湿性について》
リネンは糸の真ん中に空間がある=中空構造になっているので、冬場は空間に暖かい空気を取り込んで一定の温度・湿度にキープしてくれる=保温性・吸湿性が高まります。
ただしウールお度の高い保温性はなく、暖かさを保つ程度とお考えください。
ちなみに夏はこの空間が湿気を吸ってカラッとさせてくれるので、サラっとした肌触りで速乾性能が高いわけです。
リネンシャツを冬に着用すると、最初は冷たく感じるが、着用し続けると体温に馴染んできて適温に保つ=時間が経つにつれて、心地よいぬくもりを感じられるようになります。
なので暖房が効いた室内での着用は心地良いです。
実際ozieのお客様で北海道にお住いの方が冬場にリネンシャツを重ね着で着用されているとお話を伺いました。
《肌に優しい質感と快適性》
リネンは敏感肌の方にも適しており、乾燥しやすい冬でも快適に着用できます。
重ね着してもゴワつきにくく、上質な肌触りが楽しめます。
静電気を抑制する効果も高いのも冬の着用に適している理由の一つです。
《通気性が良く重ね着に最適》
リネンシャツはサラッとした肌触りで通気性が良く、インナーとして使うことでムレにくいのが特徴です。
冬の重ね着に最適で、オーバーヒートを防ぎます。
♦冬にリネンシャツを着るデメリットとその対策
《防寒性が低い点》
麻はウールほど保温性が高くなく、通気性が非常にいいので防寒性はありません。
寒さが厳しく、風が強い日はアウターやニットと組み合わせるのがベストです。
リネンシャツの上にニットを重ね着するのも有効です。
《シワが気になる場合の対策》
リネン特有のシワ感をおしゃれに見せるのも一つの方法ですが、シワが気になる場合はスチームアイロンで整えましょう。
また、厚手のリネン素材を選ぶことでシワが目立ちにくくなります。
ただ、そもそもリネンはシワができやすい素材なので、シワを完全になくすことはほぼ不可能です。
特に重ね着をすると、しわがよりできやすくなります。
個人的にはリネンはしわができるものと捉えて、シワを無くすことを考えるより、シワ感を楽しむという考え方をして着用していただきたいなと思います。
♦冬のリネンシャツコーデ術
《レイヤリングの活用》
●リネンシャツの上にコートやダウンジャケットと言った厚手のアウターを羽織ることで、保温性を高めつつ、外気温と室内の寒暖差に対応したスタイリッシュな着こなしが可能です。
●ウールとニットとの組み合わせ:リネンシャツの上にざっくりとしたウールニットを重ねることで、保温性を高めつつおしゃれな雰囲気を演出できます
●インナーの工夫:暖かいインナーをリネンシャツの下に着用することで、リネンシャツの良さを活かすことができます。
《素材選び》
●従来のリネン100%:春夏によく見かける麻100%に使われている薄手のリネンは、冬の重ね着=ミドルレイヤーに最適です。
●厚手リネン:冬向けのカジュアルシャツで「ヘビーリネン」や「ウィンターリネン」と呼ばれる厚手の生地をが使われることがあります。
これらの素材を使ったシャツを選ぶことで、保温性が向上します。
●ウール混リネン:ウールとリネンを混紡した生地を使用したシャツは、保温性と風合いを両立させています。
♦まとめ
リネンシャツは冬でもその魅力を存分に発揮できるアイテムです。
重ね着やコーディネート次第で、防寒性とおしゃれを両立させることが可能です。
素材感やスタイルにこだわる大人の男性にとって、冬にリネンを取り入れるのは「あり」どころか「おすすめ」です。
ぜひ、冬の装いにリネンシャツを加えることにチャレンジしてみてください。
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