2024.11.01 / 雨の日におすすめのビジネススタイル〜秋冬春編 PART1=衣類編
日本は梅雨があるので、年間で見たときに雨の日が多い月は6月になりますが、その次に多い月ってご存知ですか?
それは10月です。
3月も意外に多いですが、それを若干ですが上回るのが10月なんです。意外ですよね。
私は、出勤時に雨が降っているのが本当に憂鬱で、前日天気予報を確認して翌朝雨が降るとわかっていればコーディネートを考えて準備しておきます。
なぜ憂鬱かといえば、雨で濡れると季節かかわらず不快になるので嫌なんですよね。
多分皆様も同じだと思いますが。
そこで今回は、雨が嫌いな私が、雨が降った際にどういうアイテムを選んだり使ったりして、不快な思いを軽減させつつ出勤しているかについて、完全に私の個人的な考え方になりますが、雨の日におすすめのビジネススタイル〜秋冬編ということでお話いたします。
秋冬とお話しましたが、暦の上では春の3月も比較的寒いので、初春にも参考になるので秋冬春編です。
♦動画目次
00:00 雨の日におすすめのビジネススタイル〜秋冬春編 PART1=衣類編
02:33 基本的な考え方
02:54 色について
04:41 素材について
06:18 コートについて
10:14 スーツやジャケットの素材について
11:33 ハイゲージのウールのカーディガン
12:50 ワイシャツについて
16:49 まとめ
♦基本的な考え方
私の雨の日のコーディネートでの基本的な考え方は、
「濡れるのを防ぐか?濡れてもいいアイテムを選ぶか」の2択です。
どちらを選ぶかで選ぶアイテムが変わってくると思っています。
今回はアイテムごとに説明していきますが、基本この考え方を念頭にして選んでいます。
♦色について
アイテムにかかわらず共通する点として、色に関する考え方があります。
雨で濡れて明らかに素材の色が変わって見えると、見た目に良くないです。
これは防ぐ・濡れても良いどちらにしても同じことが言えます。
雨で濡れる=汗による変色を目立たなくさせると同義と考えれば、白・黒・紺・濃いグレーが水濡れによる変色が目立たない色です。
ただし、雨の日に白を身につけると、泥はね等で汚れが付着しやすいので、白はインナー以外は避けたほうがいいでしょう。
特に白のパンツは雨の日に履くのは基本NGです。
また、以外にライトグレーやミディアムグレーのパンツも泥はねや水濡れが目立ちます。
ライトグレーやミディアムグレーのパンツを雨の日に履く場合は、見た目には水濡れが目立ちやすいですが、濡れてもいい・汚れてもいい前提で洗えるパンツを履くのはおすすめです。
♦素材について
防水や撥水加工が施してあるアイテムを使うのが、濡れを防ぐという意味では一番効果が高いです。
その観点でいくと、特にアウターに関してはゴアテックスを使ったアイテムは防水性能が高く、また透湿性も高いのでおすすめです。
ゴアテックスの難点はハイテク素材だけに使っているアイテムを購入しようと思うと高くなることくらいで、機能的には濡れを防ぐという意味では最適な素材と言えます。
さらに、天然繊維ではウールが撥水性や吸放湿性があります。
ゴアテックスやウールは様々なアイテムで使われているので、これらを使用したアイテムは一定の防水効果があるアイテムということで先にご紹介しておきます。
これは皆様ご存知だと思いますが、雨の日にレザーのアウターは絶対にNGです。
雨に濡れると風合いが劣化します。
♦コートについて
初秋であれば、ビジネス用のレインコートや、薄手のステンカラーコートが最適です。
私は初秋や初春用にかなり薄手のポリエステルを使用したベージュのレインコートを1枚持っていますが、よほどの大雨じゃなければ水濡れや寒さを防ぐことができていて、11月くらいまではこれでOKな感じです。
12月くらいまででしたら薄手のゴアテックス素材を使用したコートや、マッキントッシュのゴム引きコートもありでしょう。
ただし、マッキントッシュのゴム引きコートは過去の着用したことがある経験でいうと、雨風には本当に強いですが、通気性はないに等しいですし、やや硬めで匂いが独特、普通のクリーニング店には出せない=維持費がかかるなど、見た目のかっこよさとは裏腹にかなり癖のある万人受けしないコートであることだけはお伝えしておきます。
あとは雨に濡れても品質に影響のない、ラベンハムのキルティングコートを上に羽織ることが多いです。
軽いですし、保温性もそこそこあるので、雨の日にかかわらず重宝してます。
時期が進んで寒い1月以降になれば、雨の日はダウンを着る方が多いのではないでしょうか?
軽くて保温性・透湿性もあります。
私もジャケットスタイルの時は、丈が長めのダウンを着たりします。
こんな感じですね。これはちなみに12月の寒い日の写真でした。
ただ、ダウンは雨の日に最適に思うかもしれませんが、雨の日にダウンを着用するには少し注意が必要です。
なぜならば、もしダウンジャケットの表面の生地に防水・撥水加工等施されておらず、雨で濡れると内側に雨が浸透=ダウンが濡れて保温性が失われてしまいます。
ダウンは一度濡れると乾きにくいので保温性が元に戻るのに時間がかかります。
ですので雨の日にダウンを着用するならば、ダウン表面に防水加工や撥水加工を施してあるものを着用するか、着用前に防水スプレー等を使って防水性をあげておく必要があります。
その点重いですが、ウールのコートは先程申し上げました通り、ウール自体に撥水性や吸放湿性があるので、多少の雨だったら弾きますし、雨が浸透してくることはよほどの雨にならない限りはないので、重いですがおすすめです。
私はスーツスタイルの場合は、寒い雨の日は基本ウールコート着用です。
♦スーツやジャケットの素材について
スーツやジャケットのみで外出できるのはせいぜい12月くらいまでですよね。
濡れるのを防ぐ、という観点ではウールのスーツ・ジャケットが一番ベストでしょう。
撥水、吸放湿性に優れているので。
ただ昨今10月はまだ秋冬用のウールのスーツでは暑いかもしれませんね。
私は10月で秋冬用のスーツを着用するには暑いかなという時は春夏用のダークスーツを着用するようにしています。
濡れてもいいアイテムを選ぶ、という観点でいくと、10月までだったら春夏用の洗えるスーツは着用できるかなと思います。
洗えるスーツは、秋冬用は汗をかくことが少なくなるからか、極端にバリエーションが少なくなります。
なので10月の気温の高い雨の日に、濡れたり泥はねしたら洗えばいいや、という観点で春夏用の洗えるスーツを着用するのも手かと思います。
♦カーディガン
10月まではジャケット着用しなくてもいいという企業がかなり多いと思います。
その場合に役に立つのがハイゲージのウールのカーディガンです。
10月中旬くらいまではシャツ1枚でいても日中は問題ないですが、朝晩は少し肌寒いなんて言う時があると思います。
朝晩の出退勤時にシャツ1枚で雨に振られて、シャツが濡れると寒さが増すことがあると思います。
そういう際に薄手のウール100%のカーディガンを羽織って出かけると、土砂降りの雨じゃなければ撥水効果のあるウールのカーディガンが雨から守ってくれます。
カーディガンの場合は持ち運びにも便利なので、雨が降っていようがいまいが、10月の防寒対策としてカバンに入れておくのもありだと思います。
ozieではハイゲージのウールカーディガンを販売しております。
ページ下部にご案内しておりますので是非ご覧ください。
♦ワイシャツについて
ワイシャツについても言及しておくと、もしシャツ1枚姿で雨に降られて濡れた時のことを考えるならば、雨の日のシャツ1枚姿の際は”吸湿速乾素材のシャツ”を着用するのがいいでしょう。
汗を吸ってすぐ乾くのが吸湿速乾素材なので、びしょ濡れにならない限り、ちょっと雨で濡れるくらいでしたら普通のワイシャツより早く乾きますので、不快な思いをする時間が少なくてすみます。
ozieでは2種類の吸湿速乾素材=クールマックスがあります。
綿ポリエステル混とポリエステル100%素材です。
ポリエステル100%のクールマックスのほうが乾きがより早いので、雨の日にはポリエステル100%のクールマックスのほうがよりおすすめです。
また、シャツ1枚姿ではなくてジャケットやコートを重ね着する場合、雨の日は湿気があることが多いので、内側が蒸れて感じることがあります。
これで汗をかいてシャツが濡れて気持ち悪い思いをしたり、なかなかシャツが乾かず寒さをより感じる場合があります。こういう場合、も吸湿速乾素材=クールマックスは有効です。
また、内側が蒸れて感じる場合はクールマックス以外にもおすすめのシャツ生地があります。
それは”からみ織り”です。
いくら蒸すからと言って、夏用素材を着用するのはどうなんでしょう?って思う方も多いと思いますが、絡み織はメッシュ状になっているので通気性がすごくいいです。
また生地にハリがあるので、秋冬にかく程度の汗であれば肌に張り付かず、気持ち悪い思いをすることは殆どありません。
ただ、生地に清涼感があるので、家で着用するときは寒さを感じるかもしれません。
なので、秋冬の天候にかかわらず、外出していて汗ばむことが多い方は絡み織のシャツをおすすめいたします。
なぜおすすめするかというと、私自身が動くと汗を掻くタイプなので、秋冬の雨の日のみならず、重ね着するときはからみ織りをよく着用しているからです。
雨の日のワイシャツはクールマックスまたは、からみ織りが個人的に一押しです。
♦まとめ
【雨の日におすすめのビジネススタイル〜秋冬春編 PART1=衣類編】
私の雨の日のコーディネートでの基本的な考え方は、
「濡れるのを防ぐか?濡れてもいいアイテムを選ぶか」
どちらを選ぶかで選ぶアイテムが変わってきますので、ご自身で考えてみてください。
ただし雨で濡れたときに目立たない色=黒・紺・濃いグレーを選ぶのがおすすめです。
♦関連商品・動画紹介
⇒ クールマックス・スーパードライ(ポリエステル100%)商品一覧