2024.09.13
ビジネスシーンでポケットチーフを挿すのはありですか?ビジネスシーンにおけるポケットチーフの選び方・折り方

 

私共のショールームがあります六本木一丁目では、場所柄なのかどうかはわかりませんが、昨今タイドアップ、ノーネクタイかかわらずジャケット着用の際にポケットチーフを挿している方をよくお見かけするようになりました。

その一方でフォーマルシーンならまだしもビジネスシーンでポケットチーフを挿すなんてキザとかカッコつけ過ぎ=必要ないでしょって思っている方も結構多そうです。
ということで、今回はビジネスシーンでポケットチーフを挿すのはありですか?というテーマで、挿す際のポケットチーフの選び方や折り方まで含めてお話いたします。

結婚式に参列する際のポケットチーフの選び方については、別に動画をUPしておりますので、ページ下部のリンクよりご覧くださいませ。

 

♦動画目次

00:00 ビジネスシーンでポケットチーフを挿すのはありかなしか?
01:37 結論
02:48 現代においてポケットチーフを挿す意味
06:25 ビジネスシーンにおけるポケットチーフの選び方について
10:33 ポケットチーフのおすすめの揃え方
11:57 ポケットチーフの折り方
13:56 まとめ

♦ビジネスシーンでポケットチーフを挿すのはありかなしか?

ビジネスシーンでポケットチーフを挿すのはありかなしか?でいえば、結論はありです。

理由はジャケットの左胸のポケットはチーフを挿すために20世紀前半に作られたもの。
それまでジャケットには胸ポケットがなかったんです。
ですので、ジャケットの胸ポケットができた由来を考えても、ビジネスシーンであってもポケットチーフはさしていいものではと個人的には思っております。
個人的にとお伝えしたのは、会社のドレスコード的に難しいところもあると思うので、最終的にはお勤め先の雰囲気を鑑みてご判断くださいということになります。

♦現代においてポケットチーフを挿す意味

①ビジネススタイルに華やかさや加えることができる。
ビジネスシーンで男性が身につけることのできる数少ないアイテムの1つがポケットチーフと言えると思います。

②ポケットチーフを挿すことで、華やかさだけでなく格式や清潔感をアピールできる。
フォーマルシーンでは必須のポケットチーフですから意味合いを考えればビジネスシーンでも同じことが言えます。

私の場合、個人的に夏場の暑い時期は、常時ジャケットを着用していると暑すぎるので、何かあった時のためにジャケットを着用せず手に持っていることが多いのですが、この時以外は基本ジャケット着用の際は必ずポケットチーフを挿すようにしています。
夏場にジャケットを手に持っているときにポケットチーフを挿さない理由、それは胸ポケットからスルッと落ちて失くしてしまうことが数回あったからです。
ほとんど着用しないのであればなくてもいいかなと思いますし、何よりお気に入りのポケットチーフがなくなってしまうことのほうがダメージが大きいです。

必ずポケットチーフを挿している理由ですが、単純にネクタイをするのと同じくらい胸にポケットチーフを挿すのが習慣になっているからです。
これは前職=バーニーズニューヨーク時代にスーツやジャケットスタイルに先輩が皆身につけていたので、私も習慣化しました。

以前はタイドアップが基本でしたが、昨今はノーネクタイのほうが主流になりつつある今、私はノーネクタイの時でもVゾーンがさみしくなるので、胸元に華やかさを加える意味合いでポケットチーフを必ず挿すようにしています。

♦ビジネスシーンにおけるポケットチーフの選び方について

ポケットチーフを挿してみようとなった時にどういう基準でポケットチーフを選ぶかですが、これはルールがありません。
ビジネスシーンにどんなネクタイがいいか?と言っているのと同じ位のことですね。

ネクタイの選び方は個人個人で異なりますし趣味趣向があると思うので、自由でいいと思います。
と言ってもビジネスシーンですごく派手なネクタイをしている方は少ないのと同じで、ポケットチーフもビジネスシーンにふさわしい色柄を選んだほうが印象は良くなります。

ということでビジネスシーンにおけるポケットチーフの選び方についてですが、まず素材から。

《素材》

何と言ってもシルク100%が一番おすすめです。
入手しやすいし種類が豊富です。

より格式高くきちんとした印象をアピールしたい際はリネン100%のポケットチーフがいいでしょう。
このどちらかで選んでおけば間違いありません。

 

《色柄》

ポケットチーフにおいては基本素材関係なく白無地が断然おすすめです。

ダークスーツの着用が多いビジネスシーンにおいては華やかさ・格式・清潔感すべての要素を兼ね備えた白無地のポケットチーフさえあればOKと個人的には思っています。

色や柄が入ったチーフの選び方の基準は、韻を踏むのが簡単です。
いちばん簡単なのは、結んでいるネクタイで使っている色のポケットチーフを選ぶことです。

ozie|オジエ 結んでいるネクタイで使っている色のポケットチーフを選ぶ

 

色が違っていても、柄で韻を踏む=ネクタイと同じ柄のポケットチーフを選ぶなんて言うのもありかと思います。
ただ柄に関しては色は韻を踏んだほうが合わせやすいと思いますが、同じ柄で韻を踏むことにこだわらなくていいと思います。
同じ柄ではないですが色を合わせて韻を踏む例として以下ご紹介します。

ozie|オジエ 同じ柄ではないが色を合わせて韻を踏む例1

ozie|オジエ 同じ柄ではないが色を合わせて韻を踏む例2

ozie|オジエ 同じ柄ではないが色を合わせて韻を踏む例3

 

ポケットチーフによくあるドットやペイズリー、小紋柄といったクラシックな柄を選ぶのがおすすめです。
大きい柄より小さめの柄のほうが違和感なくコーディネートしやすいです。
タイドアップの場合はネクタイと同じ色や柄を拾うとコーディネートしやすいのはわかったけど、ノーネクタイの場合はどうかと問われれば、これこそまさにルールはありません。

一番オススメはジャケットにネクタイを合わせる感覚でポケットチーフを選ぶと違和感なくコーディネートしやすいです。
ただノーネクタイの場合はそもそもVゾーンがさみしくなりがちです。ポケットチーフは見える面積が少ないので、華やかにするという意味を含めて目立つ色柄のポケットチーフを選ぶのはありかと思います。

ozie|オジエ 目立つ色柄のポケットチーフ例2

ozie|オジエ 目立つ色柄のポケットチーフ例3

ozie|オジエ 目立つ色柄のポケットチーフ例1

♦ポケットチーフのおすすめの揃え方

ポケットチーフのおすすめの揃え方は、
まず白無地をシルクと麻で揃えること。次にカラー無地です。

色に関してはネクタイの色選びと同じでネイビーやブルー、ワイン、ブラウン系といった色を選ぶとコーディネとしやすいです。

最後に柄物で、コーディネートしやすい白地に柄が入ったものはコーディネートしやすいです。
その後に、ネイビーやワインにドット柄が入ったものですとか、色のついたものといった順に買い足していくとバリエーションに幅ができます。
ご参考ください。

♦ポケットチーフの折り方

①ビジネスシーンではTVフォールドが一番オススメです。
スーツであれジャケットであれ個人的にもこの折り方が一番多いです。

ozie|オジエ ポケットチーフのたたみ方例-TVフォールド

②次におすすめなのがパフ。
ふわっとしていてエレガントながら、折り方から挿すまでが非常に簡単です。

ozie|オジエ ポケットチーフのたたみ方例-パフ

③ジャケットスタイルやノーネクタイのときは個人的にクラッシュもおすすめです。
これもパフ同様比較的簡単に挿せますが、華やかさがクラッシュのほうが上です。
ノータイで胸元を華やかにしたいという時には最適な挿し方です。

ozie|オジエ ポケットチーフのたたみ方例-クラッシュ

④フォーマルの時に一番おすすめの折り方はスリーピークスです。
ただ、ビジネスシーンではここまできっちりやらなくてもいいと思っています。
もちろん一番フォーマルな挿し方ですのでもちろんNGではありません。

ozie|オジエ ozie|オジエ ポケットチーフのたたみ方例-スリーピークス

♦まとめ

ビジネスシーンにおけるポケットチーフの選び方

・素材はシルク100%かリネン(麻)100%を選ぶ。

・色は素材関係なく白無地が断然おすすめ。

・柄の場合はドットやペイズリー、小紋柄といったクラシックな柄がおすすめ。
 柄が小さいほうが合わせやすいです。

・色柄の場合、ジャケットやネクタイの色柄と同じものを選ぶとコーディネートしやすい。

・ビジネスシーンでは、折り方はTVフォールド→パフ→クラッシュ→スリーピークスの順におすすめ。

♦関連商品・動画紹介

⇒ オジエで販売しているポケットチーフ商品一覧

⇒ ポケットチーフのたたみ方

⇒ 結婚式に参列する際のポケットチーフの選び方、たたみ方(動画)

 


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