2024.07.11
どうしてノーネクタイにイタリアンカラーシャツ(ワンピースカラーシャツ)がおすすめなのか?

 

最近ショールームに来店されるお客様のワイシャツ選びをお手伝いする際に、サイズ以外で必ずお伺いすること、それは「普段ネクタイを身につけていらっしゃいますか?」です。
私共ozieの場合、タイドアップ用かノーネクタイ用か?はたまた両用使いなのか?両用使いでもネクタイする頻度が多いか少ないか?でおすすめする襟型がガラッと変わってきます。

ですので、ワイシャツをおすすめする際にネクタイをするかしないかを最初にお伺いしているのですが、春夏は圧倒的にノーネクタイの方が多いです。
ですが最近、特にアフターコロナ以降は通年ネクタイをすることはほとんどない、という方が増えてきています。

ネクタイをする方が少ない方の来店が多い、というのはお客様自身が検索でノーネクタイでかっこよく着用できるシャツを探していて、ozieにたどり着く方が多いからだと思いますが、ozieではネクタイをする頻度が少ないお客様にはノーネクタイ時にかっこよく着用できるワイシャツ=イタリアンカラーシャツを一番最初におすすめしています。
ozieでは年間通じてたくさんのバリエーションをご紹介している、おすすめの襟型の一つです。

ではなぜノーネクタイ時にイタリアンカラーシャツがおすすめなのか?
過去にいくつかイタリアンカラーシャツについてご紹介している動画があるんですが、最近はおすすめするポイントが更に増えています。
なのでどうしてノーネクタイにイタリアンカラーシャツがおすすめなのか?をもう一度ご紹介したいと思います。

 

♦動画目次

00:00 どうしてノーネクタイにイタリアンカラーシャツ(ワンピースカラーシャツ)がおすすめなのか?
02:18 イタリアンカラーの別の呼び名
03:25 イタリアンカラーシャツはなぜノーネクタイにおすすめなのか?①
05:30 イタリアンカラーシャツはなぜノーネクタイにおすすめなのか?②
12:30 イタリアンカラーシャツはネクタイはできますか?

♦イタリアンカラーの別の呼び名

イタリアンカラーシャツという呼び名で呼んでいるのはおそらく日本だけです。
イタリアンカラーシャツという名称は和製英語で、世界的にはワンピースカラーシャツと呼ばれています。

ozieでは両方の呼び名で呼んでいますが、メインでの名称はイタリアンカラーシャツを使うほうが多いです。
なぜかというと、日本ではこちらのほうがメジャーだと思いますし、この襟型にぴったりな呼び方かなと私が思っているからです。

♦イタリアンカラーシャツはなぜノーネクタイにおすすめなのか?①

《①襟の構造が違う》

襟の構造が普通のワイシャツとは全然違うんです。

以下の写真は(左)イタリアンカラーワイド、こちら(右)はホリゾンタルカラーという、パッと見は同じ襟型に見えます。

ozie|オジエ イタリアンカラーとホリゾンタルカラー

次の写真を御覧ください。

ozie|オジエ イタリアンカラーとホリゾンタルカラーの襟構造の違い①

これは襟の内側の写真ですが、左がイタリアンカラーワイド、右がホリゾンタルカラーです。

ホリゾンタルカラーは、ネクタイが収まるスペースを作ってあります。
しかし、イタリアンカラーシャツは前からぱっと見た目はネクタイ収まるスペースを作ってあるように見えますが、襟内側はネクタイが収まるスペースがありません。

ホリゾンタルカラーは、台襟といってネクタイ収まるスペースを先に作って、襟羽根という襟部分をあとから縫い付けています。
かたやイタリアンカラーシャツは襟台がなく、前立てのこの部分から襟全体を一枚の生地で作っています。
なので第一ボタンを開けて、ノーネクタイで着用すると、襟立ちよく、さらに立体的にオープンカラー気味に襟が開く、エレガントな襟開きになるというわけです。

ワンピースカラーと呼ばれているのは、一枚のパーツ=生地で襟を作っていることからそのように言われています。

♦イタリアンカラーシャツはなぜノーネクタイにおすすめなのか?②

《②第二ボタンの位置が違う》

次におすすめのポイントとして、ozieのイタリアンカラーシャツは、第二ボタンの位置が違います。

ozie|オジエ イタリアンカラーとホリゾンタルカラーの違い②

左のイタリアンカラーシャツの第二ボタンが右のホリゾンタルカラーシャツより下にあることが分かります!
襟の付け根から第二ボタンまでの間隔は左のイタリアンカラーは7.5㎝、右のホリゾンタルカラーは5.5㎝と2㎝もボタン間隔が違います。
ozieではイタリアンカラーが3種類ありますが、ボタン間隔は共通しております。

また、イタリアンカラーシャツ以外の第二ボタンまでの間隔はすべてホリゾンタルカラーと同じく5.5cmで統一されています。
これはなぜかというと、まず1つにイタリアンカラーはノーネクタイ専用シャツとしておすすめしているからなんです。
この襟型は第一ボタンを開けて着用するとオープンカラー気味に襟が開くのが特徴、と言ったときに第一ボタンを開けて着ること前提なので、開けて着用した際に襟開きがきれいに開くようにボタン間隔を広くしています。

最近はどんなシャツでもノーネクタイで着用することがあるかもしれないんだから、普通のワイシャツもイタリアンカラーと同じボタン間隔広くすればいいのでは?とお考えかもしれませんが、そうしないほうがいい理由があります。
それは芯地がどこまで入っているかということに関わってきます。

ワイシャツの襟には、襟がクタッとならないように襟の中に芯地を入れています。
イタリアンカラーは前立ての途中の線が入っているところまでが襟なので、芯地も同じところまで入っています。

ozie|オジエ イタリアンカラーの襟

芯地が入っていると、入っていないより硬くなる=襟立ちがよくなりますし、ボタンを開いたときに前立部分がクタッとしません。
きれいな襟開きを実現しているのは、ボタンを開けたときに前立部分がクタッとしないところにポイントがあります。
なのでボタン間隔を広くできるわけです。

一方普通のワイシャツには襟部分にしか芯地が入っていません。
ワイシャツには表前立てと裏前立という2種類の前立て=いわゆる前身頃のボタンを止める中央部分があるのですが、表前立てという前立部分には襟の芯地よりやや薄めの芯地が入るのが一般的ですが、下部分には芯地が入っていません。

表前立てと裏前立のワイシャツを第二ボタンまで開けてノーネクタイで着用したときの写真がこちらになります。
ozie|オジエ 表前立てと裏前立てを第2ボタンまで開けた時

第二ボタンまで開けたのは、第一ボタンまでだと開きが小さいので、間隔を広げた際の例にならないからです。
見てみると前立部分の開きがクタッとしやすいんですよね。
表前立てに関しては上側に芯地が入っていて、下側に芯地が入っていないので、上側は割としっかりしているもの、上と下の開き方が対象じゃない感じもしますよね。
これが普通のワイシャツの第一ボタンの間隔を広げないほうがいい理由です。

これはこれでこういうものだと思って着用している分にはいいですし、これが味と思って着用している分にはいいんです。
個人的に私は普通のワイシャツ=ホリゾンタルカラーが多いですが、ノーネクタイで着用するときは、写真のように第二ボタンまで開けて着用していますが、それはこれが味だよなと思って着用しているからです。
ちなみに普通のワイシャツを第一ボタンのみ開けるとどう見えるかはこんな感じです。

ozie|オジエ 普通のワイシャツを第2ボタンまで開けて着用

まあ普通ですよね。
でもビジネス上で言えばこれくらいのほうがいい位という方が多いと思います。
でも写真を見ていただければわかりますが、イタリアンカラーは第一ボタンを開けただけで、前立部分がクタッとせず、きれいな襟開きになります。

ozie|オジエ イタリアンカラー・スキッパー

ozie|オジエ イタリアンカラー・ボタンアリ

ozie|オジエ イタリアンカラー・ワイド

最近ショールームにいらしたお客様とお話していて、普通のワイシャツはノーネクタイで着用していると、前立部分のクタッと感が少し気になるんだけど、ozieのイタリアンカラーシャツはそれがないからいいよね!とおっしゃっていたのを聞いて、これは大きなポイントだなと実感しました。
自分で気がついていない部分をお客様に教えていただきました

これがノーネクタイのときにイタリアンカラーシャツをおすすめする理由です。

♦イタリアンカラーシャツはネクタイはできますか?

ノーネクタイにozieのイタリアンカラーがピッタリなのはわかったけど、たまにネクタイをしなくてはいけないんだよね、ネクタイはできないの?という質問を非常に多く頂戴してます。

ozieではスキッパータイプ・ボタンアリ・ワイドの三種類のイタリアンカラーを販売していますが、ボタンアリとワイドカラーはネクタイをすることができます。
スキッパータイプは、一番上のボタンがないので、ネクタイをすることができません。
たまにネクタイをしなくてはいけないという方は、ボタンアリか、ワイドタイプをお選び下さい。

でもネクタイが収まるスペースがないノーネクタイ専用シャツにネクタイできるんでですか?と思われる方、多いと思います。
これに関してはイタリアンカラーにネクタイを合わせたらどう見えるか?という動画をすでにアップしております。
ページ下部にご案内しておりますのでご覧ください。
結論から言うと、イタリアンカラーシャツにネクタイをしていて変だということはありません。

逆にネクタイをすることを考えなくていいという方は、このスキッパータイプは非常におすすめです。
一番上のボタンがなく、最初からボタンを開けた状態の前立の見栄えがしっかりと構築されているのと、普通のワイシャツと違うのが一目でわかる存在感のある襟型です。
ノーネクタイのワイシャツで差別化を図りたいという方には特におすすめですよ!

ということで、どうしてノーネクタイにイタリアンカラーシャツがオススメなのかについてお話いたしました。
ビジネスでのノーネクタイ時にカチッと、かつかっこよくワイシャツを着用したいとお考えの皆様、ぜひozieのイタリアンカラーシャツ3種類をお試し下さいませ。

♦まとめ

▼どうしてノーネクタイにイタリアンカラーシャツ(ワンピースカラーシャツ)がおすす
めなのか?

・襟の構造が普通のワイシャツと違う
 1枚の生地(パーツ)で襟が構成されている→ワンピースカラーとも呼ばれています。

・芯地が前立の真ん中辺りまで上下両方に入っている
 襟を開いたときにクタッとならない=だらしなく見えない

・第一ボタンを開けて着用すること前提で、第一ボタンから第二ボタンの間隔を通常のワイシャツより広め(2cm)に設定
 襟がちょうどいい具合に開きます。

♦関連商品・動画紹介

⇒ イタリアンカラー=スキッパータイプの商品ページ一覧

⇒ イタリアンカラー=ボタンアリの商品ページ一覧

⇒ イタリアンカラー=ワイドの商品ページ一覧

⇒ ノーネクタイは絶対これ!ネクタイは結べない?!イタリアンカラーシャツ(ワンピースカラーシャツ)(動画)

 


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