2023.01.06 結婚式に参列する際に身につけるカフリンクス(カフスボタン)の選び方
結婚式に参列する際には、どんな立場の方でもダブルカフスシャツを着用してカフリンクスを付けるのが正式コーディネートの一つとは過去の動画で何度もお伝えしてきました。
そのダブルカフスシャツに必須なのが”カフリンクス”です。
日本では”カフスボタン”という名称のほうがメジャーかもしれませんが、正式名称はカフリンクスになります。
でもそのルールは海外のフォーマルルールで、日本の結婚式はブラックスーツに白シャツ白ネクタイで参加すればそれでいいじゃない!という方が多いかもしれません。
それはそれでもちろんOKなんですが、フォーマルシーンは通常と異なるエレガントな服装で出席することが基本、すなわちお洒落を楽しめる場であるわけです。
あと新郎新婦をエレガントなコーディネートでお祝いするのが参加するゲストの役割の一つでもあります。
その際に男性が身に着けることのできる数少ないアクセサリーの一つ=カフリンクスはエレガントなコーディネートには最適なアイテムですので、ぜひ結婚式に参列する際に身に着けてほしいアイテムです。
でもカフリンクスってそれこそ種類がたくさんあって、どれ選んでいいかわからないんですが?というお声をよく頂戴します。
そこで今回は結婚式に参列する際に身に着けるカフリンクスの選び方というテーマで、立場に応じたカフリンクスの選び方のマナーと、私が考えるカフリンクスの選び方についてお話いたします。
目次
♦動画目次
00:00 結婚式に参列する際に身につけるカフリンクスの選び方
02:25 正礼装・準礼装で結婚式に参列する際のカフリンクスの選び方
05:40 スーツで結婚式に参列する際のカフリンクスの選び方
11:01 タキシードやディレクターズスーツで少し遊びを入れる際の考え方
12:45 結婚式に参列する際に使ってはいけないカフリンクス
13:49 まとめ
♦正礼装・準礼装で結婚式に参列する際のカフリンクスの選び方
昼だとモーニングコートやディレクターズスーツ、夜ですとテールコート=燕尾服やタキシードが正礼装・準礼装に当たります。
これらを着用する場合はマナー通り選ぶべきかと思います。
なぜならば正礼装・準礼装で参列するということはルールにのっとる、つまり立場的に重要な方であるか、目上の人間であるから、もしくは格式の高い式に参列される場合のはずです。
なのでこの場合は遊び無しでルールにのっとったカフリンクスを選んでください。
昼の正礼装=モーニングコート・昼の準礼装=ディレクターズスーツ・夜の正礼装=テールコート(燕尾服)この3パターンはシルバーやゴールドの金具に白蝶貝といった白系の石を使ったカフリンクスを選んでください。
白蝶貝の代わりに真珠もOKと言われますが、真珠はなかなか高価なので、白蝶貝がベストだと思います。
夜の正礼装=タキシードはシルバーやゴールドの金具にブラックオニキスや黒蝶貝といった黒系の石を使ったカフリンクスを選んでください。
シルバーかゴールド台どちらがいいかという質問もよくあるのですが、これは好みです。
個人的にはシルバー代のほうがシンプルでいいかなと思います。
特に白系の石の場合はそうです。
個人的には白とゴールドの相性があまりよくないと思います。
ただし黒系の石とゴールドの相性は結構いいかなと思っていて、カフリンクスがちらっと見えたときに目立たせたい場合は黒×ゴールドを選ぶといいでしょう。
♦スーツで結婚式に参列する際のカフリンクスの選び方
基本ルールはありません。
考え方的には正式なフォーマルウェアと同じですが、せっかくカフリンクスを揃えるんでしたら、フォーマルだけでなくビジネスシーンでも使えるものを選ぶほうがいいのかなと個人的には思っています。
なのである程度ルールにのっとって考えるならば、黒系や白系の石使いやシルバー使いで形的にフォーマル感のないカフリンクスを選べばいいですし、ルール関係無しでしたらそれこそなんでもアリかと思います。
♦結婚式に参列する際に使ってはいけないカフリンクス
最後にカフリンクスでも使わないほうがいいカフリンクスがあります。
組みひものカフリンクスです。
私共のダブルカフスシャツでご希望の方に無料でお付けしているのがこの組ひものカフリンクスです。
これはダブルカフスシャツを着用されたことのない方=カフリンクスを持っていないから着てみたくても着ることができないという方に差し上げているカジュアルなカフリンクスなので、カジュアルなパーティーならまだしも基本フォーマルシーンには不向きです。
以上になります。
フォーマルのルールやマナーは本当に難しいですが、そのルールやマナー通りにするもよし、これらをわかって着崩すのもファッションの醍醐味かなと私思っています。
これもフォーマル関連をお話しするときに必ず申し上げているのですが、もし着崩す際、大事なのは自信をもって着崩すこと。
着崩したことでびくびくしていたのでは楽しいお祝いの席が楽しめなくなってしまいます。
カフリンクスに限らずフォーマルコーディネートはこれが大事です。
そのためにはルール・マナーは最低限覚えておいたほうがいいかなと思います。
最後に男性がビジネスシーンで身に着けることのできる数少ないアクセサリーの一つがカフリンクスと冒頭でお伝えしましたが、スーツ・シャツ・ネクタイと比較すると、後回しになりがちで自分でなかなか買う機会が少ないのもカフリンクス。
そういう意味ではカフリンクスを身に着けている方に差し上げるプレゼントとして、私は最適かなと思っています。
女性の方がプレゼントで差し上げるカフリンクス選びの参考になればうれしいです。
♦まとめ
結婚式に参列する際に身につけるカフリンクスの選び方
・モーニング、ディレクターズスーツ、テールコート(燕尾服)の場合
→白蝶貝・真珠といった白系の石を使ったカフリンクス
・タキシードの場合
→ブラックオニキス・黒蝶貝といった黒系の石を使ったカフリンクス
・普通のスーツで参列する場合
考え方的には上記2種類がおすすめだが、黒系や白系の石使いで形的にフォーマル感のないカフリンクスを選ぶのもあり
→基本ルールはないが、着崩す際には自信をもって着崩すこと。
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