2022.12.09
胸ポケットのあるワイシャツ、無いワイシャツどちらがお好み?

 

2018年に一度同じテーマでお話ししたのですが、その時とはだいぶ状況が変わってきているので、再度同じテーマで今回お話ししてみようと思います。
それはワイシャツの胸ポケット あり無し、どちらがお好み?

 

♦動画目次

00:00 胸ポケットのあるワイシャツ、無いワイシャツどちらがお好み?
00:50 ポケットのある無し、歴史的にはどちらが正統派か?
03:48 ポケット付きのワイシャツはどこから出てきたか?
06:09 昨今のozie│オジエにおけるワイシャツのポケット事情
07:33 ozie│オジエでは今後ポケットありのワイシャツはなくなってしまうのか?
09:12 まとめ

♦ポケットのある無し、歴史的にはどちらが正統派か?

ozie|オジエ 8023P-A10C-WHITE ポケット無しシャツ

オジエ|ozie 8023-L09A-1-WHITE

 

まず大前提のワイシャツ=今回はドレスシャツと呼ぶことにしますがドレスシャツの歴史から行くと、ポケット無しが正統派です。

以前から事あるごとにお話ししております通り、ヨーロッパではドレスシャツは本来下着の立ち位置。
なのでポケットが付いていません。
日本でもポケットが付いている下着はないですもんね。

またヨーロッパでは以前はスーツと言えばスリーピースが普通でした。
できるだけ下着であるシャツを見せないためにベストを着用してVゾーンをさらに狭めていたからです。
そのベストにポケットがいくつかついていて、モノを入れるときはベストのポケットに入れていました。
ですが当時から入れるものは懐中時計くらいでジャケットのポケットにはモノを入れないのが基本です。
ジャケットの内ポケットや外ポケットに物をたくさん入れると、ポケットの部分が膨らんでジャケットのラインが崩れてしまって格好が悪いからです。

しかし時代は流れ、いつからかスーツの主流はスリーピースからベスト無しのツーピースになります。
それでもドレスシャツが下着の立ち位置であるのは変わりません。
なのでヨーロッパではジャケットを着用したら外では脱がないが基本です。
外で下着姿一枚になるのはおかしいという考えらしいです。
この両面の考えからヨーロッパではドレスシャツにポケットを付けないのが普通です。

♦ポケット付きのワイシャツはどこから出てきたか?

ではどこでポケットのついたドレスシャツが出てきたかというと、それはアメリカです。
ボタンダウンシャツ発祥の地アメリカだけに、デザインや機能性を考えてポケット付きのシャツが誕生したと言われれば、なるほどと思ってしまいます。
日本のワイシャツにポケット付きが多いのは、これは予想になりますが戦後アメリカから入ってきたドレスシャツがベースになっているのではと個人的には思っています。

少し前の日本ではポケット無しのワイシャツを探す方が難しいくらい、ドレスシャツにはほぼポケットが付いていました。
また以前はタバコを吸っていた方が多いこともあったと思いますが、胸ポケットにはたばこやメモ帳、ペンなどがパンパンに入っていたイメージです。

さらに、2005年からクールビズが始まり、夏場はジャケット無しでの出勤が当たり前になりました。
ジャケットがなくなってよりドレスシャツのポケットの重要性が増すことになります。
このあたりはまさに機能性を重視したアメリカに近い感じですね。

♦昨今のozie│オジエにおけるワイシャツのポケット事情

実は2008年前後にozieで個人的な思いと一部のお客様からのご要望があってポケット無しのドレスシャツを生産したことがありました。
その時はポケットがないことでお客様からなぜポケットがないんだというご意見をいただくことが圧倒的に多く、結果ポケット無しの生産をやめた経緯があります。

そこから十年以上が経過し、現在ではozieのお客様からポケット無しの商品に対する要望が増えてきました。
それはタバコを吸う方が少なくなってきていること、ポケットに物を入れる方が少なくなってきていること、ビジネスウェアに対するファッション感度が上がっている=ポケットがないほうがフィットしていてスタイリッシュだと感じる方が増えてきていることが考えられます。

以前Youtubeのコミュニティでドレスシャツのポケットあり無し、どちらが好みかお伺いしたところ、結果的にはほぼ半々でしたが若干ポケット無しのほうが上回っていました。
それからozieではポケット無しの商品を高番手の生地使用シャツを中心に増やしてきています。
いまではクールマックスーパードライでも一部生産しております。

♦オジエでは今後ポケットありのワイシャツはなくなってしまうのか?

今後、ozieではポケットありの商品はなくなってしまうのか?
それは間違いなくありません。

アメリカでもウォール街に努めているようなビジネスマンはポケット無しのシャツ着用が義務づけられていると聞く中で、ある意味ポケットありのドレスシャツは日本ようにローカライズされたものとも思えますが、ここは日本なのでそれはそれでいいと私は思っています。
どちらかと言えばジャケットを脱がないことのほうが重要かなと個人的に思うところがあり、ジャケットを脱がなければポケットの有る無しは見えないわけで関係ないとも言えます。

2022年12月現在でozieでは90種類のポケット無し商品をご提供しています。
500種類販売している中の5分の1ですね。
今後比率的にはどうなるかわかりませんが、ozieでは今後もポケットのあるドレスシャツ、無いドレスシャツ両方を販売していきます。
現状大半がポケットありですが、ポケット無しのワイシャツに関しては投稿欄にリンクを貼っておきますので、ご興味あればご覧くださいませ。

♦関連商品・動画紹介

⇒ ポケット無しワイシャツ商品一覧

⇒ 2018年版「胸ポケットのあるワイシャツ、無いワイシャツどっちがいいの?」(動画)

 

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