2021.09.17 / 友人の結婚式にスーツで参列する際のコーディネート【20代・30代向け】
以前に上司や目上の立場で、結婚式にスーツ姿で参列する際のコーディネートについて【40代・50代向け】と年齢を絞ってお話いたしました。
今回は友人・知人のきちんとした結婚式・披露宴に参列することを想定してのコーディネートについてお話しております。
友人・知人の結婚式に参列するのは年齢的に20-30代が多いと思います。
若い方が以前ご紹介した40-50代向けの正式コーディネートで参列するのは、当然OKです。
ですが、せっかくのお祝いの席、少し若々しさを出したいとか、可能な範囲内で遊びを入れたい、という方のほうが多いと思います。
なのでお若い方向けに、ルールにのっとりながらも外しを入れたスーツ・シャツ・ネクタイ・小物の選び方やコーディネート例を解説します。
この辺含めて考えて、この動画はあえて20-30代向けと絞ってご紹介しております。
逆に40-50代の方でも遊びを入れたスーツのコーディネートにしたい場合は参考にしてください。
♦動画目次
00:00 友人の結婚式にスーツで参列する際のコーディネート【20代・30代向け】
01:26 遊び・外しを入れたコーディネートを考える際のお約束
02:17 スーツの選び方
05:56 合わせるシャツの選び方
12:41 合わせるネクタイの選び方
17:41 ポケットチーフについて
18:31 シューズ・ベルトは黒一択!
19:17 まとめ
20:06 遊び・外しを入れたコーディネート例4パターン
♦スーツについて
【色】ネイビー、チャコールグレー無地のスーツ
【形】シングル・ダブルでもどちらでもよし
ブラックスーツでも悪くはありませんが、日本だけの慣習であること、また若々しさがないのでできれば避けましょう
。
ネイビー無地=ミッドナイトブルーのスーツはビジネス・冠婚葬祭(お通夜はブラックスーツじゃないほうがいい。)で使えるので必ず一着は持っておくと良いです。
スリーピースであればなお良いです。
また、スーツと共生地ではないシルバーやグレー系のベスト(=オッドベスト)を着用するとフォーマル感が出ると同時に若々しさが出ます。(動画で私も着用しております)
また、ダブルは今や珍しいので、着用しているだけでかなり目立ちます。
個人的には体にフィットしたサイジングの6つボタン2つがけのダブルスーツが一押しです。
※以下の参考写真はネイビー無地でないのであくまで形だけの例となります。色合わせはNG。)
基本は無地がおすすめ。
織柄のシャドーストライプや薄い目立たないストライプくらいだったらOK。
無地>シャドーストライプや目立たないストライプとなります。
チェックはカジュアル過ぎるので、目立たないものでも個人的にはあまりおすすめはしません。
♦ワイシャツについて
【衿型】レギュラーカラー・ワイドカラー・ホリゾンタルカラー
【色】白無地かサックス/ブルー無地のいずれか
【カフス】ダブルカフス
【生地】織柄の入っていない平織のシャツ
衿型はレギュラーカラー・ワイドカラー・ホリゾンタルカラーがおすすめ。
特におすすめはホリゾンタルカラー。
そのまま二次会に流れるときにネクタイを外しても様になる衿型はホリゾンタルカラーのみ。
タブカラー・ピンホールカラーは一見華やかに見えるが、どちらかというとカジュアルな衿型なのできちんとした披露宴ではあまりおすすめはしません。
パーティー形式のときにはOK!
どんな衿型のシャツか以下の写真を参考ください。
●タブカラー
●ピンホールカラー
個人的にあまりしてほしくないのがスーツにウィングカラーシャツを合わせること。
普通のスーツにウィングカラーシャツは合わないと思ったほうがいい。
ウィングカラーが一番しっくりくるのは蝶ネクタイです。
ですが、きちんとした披露宴で知人の立場とはいえ蝶ネクタイをするのはやりすぎ感がある。
なのでおすすめはしません。
●ウィングカラー
サックス/ブルー系であればクレリックシャツもOK!
クレリックシャツはルール的に正式に使えるシャツです。
ただし柄は無地か遠目から見たらあまり目立たない程度のストライプにとどめておきましょう。
パステルカラーはOkとよく書かれているが、知人の結婚式とはいえきちんとした会場で開催される披露宴のときはあまりおすすめできません。
目立ちすぎるのは良くないですし、目上の方から変に目をつけられてもどうかと思います。
あと普段着用する機会が少ない色を購入するのもどうか?と思います。
あえて着用するなら薄いピンクがおすすめです。
シルバー系のネクタイとの相性もいいです。
カフスはルールにのっとればダブルカフスが理想だが、シングルカフスでもOKです。
半袖は絶対にNG。(カジュアルすぎますし、ジャケット脱いだらいけないので裏地がペタペタ張り付き着心地が悪い)
ダブルカフスの利点はカフスボタンで遊べることです。
正式なコーディネートの場合は白蝶貝もしくはブラックオニキスだが、遊びをきかせたコーディネートの場合はカフスボタンは自由に選んでください。
♦ネクタイについて
【色】シルバー系
【柄】地・ドット柄・小紋柄
【柄】シルク100%のみ
まず基本結び下げのネクタイを必ず結ぶ。
ノーネクタイやアスコットタイはきちんとした披露宴ではNG。
スーツの場合は一見フォーマルっぽく見える蝶ネクタイも個人的にはさけたほうが良い。
(やりすぎ感があるし、主役より目立ってはいけない)
色はシルバー系は当然OK。
その他で行くとネイビー・ワイン・パープルといった色のネクタイが今はおすすめです。
一般的にはスーツスタイルだとシルバー以外ではパステル調のネクタイと言われています。
ですが、ここ数年のうちに行われているロイヤルウェディングに参列される方でよく見かけるのはシルバー・シャンパンゴールド・ピンク・水色と行った従来から言われているネクタイの色に加え、ネイビー・ブルー・ワイン・パープル系といった少し色の濃いネクタイを合わせている方を多く見かけるようになりました。
ロイヤルウェディングで通用しているコーディネートは正式のフォーマルルールとして通用すると言われているので、少し外しを入れるならば従来と異なるネイビー・ワイン・パープルといった濃いめのネクタイをぜひ合わせてみてください。
そもそもスーツがダーク系なので、色が濃い目のネクタイのほうがマッチしやすいです。
ただしネイビーは黒に近いネイビーより、少し明るめのネイビーの方がいいでしょう。
なぜならばセレモニーシーンには黒のネクタイはNGなので、黒に見えるような濃いネイビーは避けたほうが無難です。
素材は光沢があるシルク100%1択です。
柄は無地・ドット柄・小紋柄がおすすめです。
レジメンタルはシルバー以外ではカジュアルっぽく見られるので避けたほうがいいでしょう。
♦ポケットチーフについて
【色】白
【素材】麻100%
【挿し方】スリーピークス
基本は白のポケットチーフ。
できれば素材はリネン100%のものをスリーピークスで挿してください。
お持ちでなければシルク100%でもOK。
麻はしっかりとコシがあるので、スリーピークスの型を作りやすいです。
そういう観点でもおススメです。
ポケットチーフは遊びを入れないほうが無難です。
色を入れすぎるとガチャガチャしすぎてしまいます。
♦靴・ベルトについて
【色】黒のみ(黒無地以外はNG)
【靴の種類】ストレートチップまたはプレーントゥ。どちらも内羽根式がフォーマル
シューズはブローグの入っていないストレートチップ、もしくは内羽根式のストレートチップとなります。
最悪多少ブローグが入ったものや外羽根のプレーントゥでも致し方なしです。。
茶色は選ばないこと。
ここは遊びなしです。
♦コーディネート例
①会社にあるシャドーストライプのチャコールグレー+8007-E11A-SAX+シルバーベスト+NI-297-WINERED
②ネイビースーツ+シルバーベスト+クレリックシャツ8006CL-E08A-BLUE+ネイビードットのネクタイNP-011-NAVY
③ネイビースーツ+シルバーベスト+ピンクシャツ8070-Y08C-PINK+シルバータイNS-018
④ネイビースーツ+ネイビーのオッドベスト+白シャツ8006-E11B-WHITE+パープルのネクタイNP-003-PURPLE
少し遊びを入れた知人の結婚式のきちんとした披露宴に参列することを想定してのコーディネート。
スーツやシャツ・シューズはルール通りにして、ベスト・ネクタイ・カフリンクスといったアクセサリーの色使いで遊ぶ。
その上でスタイリッシュかつスマートに見せる。
シャツは身頃がサックスベースのクレリックシャツ(できれば無地)、ベストにグレー・シルバー系のオッドベストを持ってくるだけでかなりイメージが変わるし、ネクタイも合わせやすくなります。
あとは自身を持って着用すること。
これが大切です。
♦まとめ
・スーツはネイビーかチャコールグレーを選択。
・シルバーやグレー系のオッドベストを着用するのがおすすめ。
・シャツは白・サックス無地かブルー系のクレリックシャツがおすすめ。ピンクもOK。
・ネクタイはシルバー・ネイビー・ワイン・パープル・サックスがおすすめ。
・この動画を見て自身を持って着用、参列する
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