2021.03.19 旬なネクタイの結び方~2021年版
ネクタイの結び方にトレンドや流行があるのか?と言われれば、あると思っています。
どんな結び方が今旬なのか?についてお話いたします。
♦動画目次
00:00 旬なネクタイの結び方~2021年版について
00:58 どの結び方が旬なのか?とその理由
04:21 プレーンノット・ダブルノット どう使い分けるか?
06:21 ホリゾンタルカラーをプレーンノットで結んだ時の実例(4種類)
08:17 ウィンザーノット・セミウィンザーノットはだめなのか?
♦旬なネクタイの結び方と理由
ネクタイのむすび方はいろいろありますが、基本的には4種類です。
特に①②の2種類が旬でこれをマスターしておけば大丈夫です。
①プレーンノットー1番目におすすめ
②ダブルノットー2番目におすすめ
③セミウィンザーノット
④ウィンザーノット
【①②がおすすめの理由】
スーツ、シャツの衿型、ネクタイの幅などあまり変化がないように思えますが、実は数年単位で変わっています。
その例として、私がネクタイを着用し始めた頃(30年くらい前)は9cmくらい幅がありましたが、今は8cmくらいが主流。1cmも細くなっています。
スーツも当時は肩パットがしっかり入っていてジャケットを強調するような感じでラペルの幅も太かったです。
今はパットが薄い、または入っていないなど細身傾向へ。また、シャツの衿も小さめになっています。
このような事を考えると、あまり大きい結び目になる結び方は、今のスタイルの全体的なバランスを考えると合わないかなと思います。
ワイドカラー、ホリゾンタルカラー、ボタンダウン、レギュラーカラーやタブカラーも衿が小さめなのでプレーンノットがベストで旬です。
♦プレーンノットとダブルノットの使い分け
ネクタイの種類で変えてください。
基本はプレーンノットで良いですが以下のような場合はダブルノットがおすすめです。
①生地が薄いネクタイや幅が細いネクタイでボリューム感を出したい時
これらをプレーンノットで結ぶと結び目が小さくなりすぎてボリューム感が足りなくなります。
でもダブルノットだと適度にボリューム感が出で主張できますし大きくなりすぎないです。
②インポートの長さが長いネクタイ
インポートネクタイ(イタリア、イギリス製など)は海外の方の身長に合わせて長さが長いので、日本人には長くなってしまいます。
こういう時は、ダブルノットで2回巻いて長さを調整しましょう。
♦ホリゾンタルカラーをプレーンノットで結んだ時の実例写真
ワイドカラー、ホリゾンタルカラーは、セミウィンザーノットかウィンザーノットをおすすめしているところが多いですが、私個人的にはプレーンノットで良いと思っています。
セミウィンザーノットかウィンザーノットをおすすめしている理由として、
衿がワイドなためネクタイの結びめの両端が見えてしまうのではないか?という懸念があるからだと思いますが実際は問題ありません。
ここではホリゾンタルカラーをプレーンノットで結んだ時の実例写真を4種類ご紹介します。
細身のニットタイ+ホリゾンタルカラー
幅が細身のネクタイでは多少結び目の両隅が見えますが、それでも問題はありません。
♦まとめ
・2021年時点でおすすめの結び方はプレーンノットかダブルノット
・一番のおすすめはプレーンノット
・生地が薄い・幅が細いネクタイはダブルノットで結ぶと適度にボリュームが出るのでおすすめ。
・ワイドカラー、ホリゾンタルカラーでもプレーンノットが一押し!
・あくまで旬のお話で、ウィンザーノット等大きい結び目がダメかといえば全くそんなことはありません。最終的には好みです。
♦関連動画
▼ネクタイの結び方が分からない方はこちらをご覧ください。
4種類の結び方が動画付きで掲載されています。
https://www.ozie.co.jp/base/tie.html