2020.04.13 / ネクタイピンのつけ方・使い方|シャツの専門店 ozie
今回は、ネクタイピンについてお話していきます。
私自身、以前はネクタイピンに昔はあまりいいイメージがありませんでした。
なぜかというと、ネクタイピンは若々しいイメージがなく、スタイリッシュじゃないというイメージでした。
けれども、最近は年代関係なく若い方もネクタイピンをつけています。
街中で見ていてネクタイピンもいいかなと思い、ozieでも5,6年ぐらい前からネクタイピンの取り扱いを始めました。
今ではたくさんの種類のネクタイピンを扱うようになりました。
今日はその中で「ネクタイピンどこにつけるの?」といったようなつけ方などをご紹介しようと思います。
目次
♦動画目次
00:00 ネクタイピンのつけ方・使い方
01:43 ベスト着用の際はネクタイピンは付ける、付けない?
04:36 ネクタイピンの付け方①ジャケット+ネクタイ+シャツの場合
07:30 ネクタイピンの付け方②ジャケット+ベスト+ネクタイ+シャツの場合
10:06 ネクタイピンの付け方③ネクタイ+シャツの場合
11:04 まとめ〜ネクタイピンを付ける際の注意点
♦ベスト着用の際はネクタイピンは付ける、付けない?
【アクセサリーとしての考え方】
男性のアクセサリーのとしてのタイピン
つけ方を説明する前にベストを着ているときに本来どうするのがいいかというところです。
ネクタイピンというのはネクタイを固定する為にあるものです。
ベストを着ているとネクタイはベストで固定され、ネクタイはそんなに動きませんので、本来の目的としてはつけなくても良い、となります。
しかし、オシャレの一環としてつけるのもありだと考えます。
女性の場合はイヤリングやピアス、バングルなど、アクセサリーで飾ることができます。
しかし男性のビジネススタイルで身に着けられるアクセサリーは少ないのです。
カフリンクス、ポケットチーフ、時計などがありますが、女性に比べるとアクセサリーのバリエーションは少なくなります。
そのため、数少ないアクセサリーの1つとして、ネクタイピンを活用する方法もありかと思います。
♦ネクタイピンの付け方
①ジャケット+ネクタイ+シャツの場合
第3番ボタンと第4番ボタンの間あたりで固定
目的としてはネクタイを固定することですが、Vゾーンに立体感を出す、というメリットもあります。
ネクタイをふわっとつけることでVゾーンに立体感が出ることがネクタイピンのいいところです。
大体シャツのボタンの第3番ボタンと第4番ボタンの間で調整してつけるのがポイントです。
つけ方は必ずシャツの前立てと小剣と大剣を全て一緒に挟みます。
一緒に挟んで動かないようにすることが大切です。
鏡を見ながら自分で位置を調整し留めていきます。
つける位置は、ボタン位置でも変わってきます。
3つボタンでVゾーンが狭いものだとボタンが上なので少し上に上がってきます。
その場合第3ボタンの1番上くらいになると思います。
もしかするとVゾーンがすごく狭いと第3ボタンの上になる可能性もありますが、その辺はご自身で一回つけてみて調整してください。
②ジャケット+ベスト+ネクタイ+シャツの場合
第2ボタンの少し上あたりで固定
ジャケット+ベスト+ネクタイ=スリーピーススーツと言いますが、実はVゾーンの狭さがメーカーによって違います。
ベストのVゾーンの狭さが違うわけなので、一概にこれという明確な定義はありませんが、このVゾーンの場合、私だったら第2ボタンの上ぐらいにつけます。
正面から見てネクタイ外側の大剣、内側の小剣、シャツを全部巻き込んで挟んで動かないようにして、立体的に膨らみを出します。
これがポイントです。
留める位置が上方にあると目立つのでいいのですが、ビジネスシーンで目立ちすぎるのもどうかなと思いますので、第2ボタンの少し上ぐらいをおススメ致します。
極端に上に上げすぎるとネクタイが目立ちすぎてしまいますので注意が必要です。
逆にフォーマルシーンや結婚式の二次会等、ちょっと目立たせたいという部分には、上に上げるとちょうどいいかもしれません。
③ネクタイ+シャツの場合
第4ボタンと第5ボタンの間あたりで固定
実際シャツ1枚のときが1番ネクタイが動きやすくなります。
Vゾーンがなく、上から固定されているものがないので、シャツ1枚の場合が1番ネクタイピンの効果があるとも言えます。
膨らみを出す必要はありません。
シャツ1枚の場合は完全にネクタイピンの本来の、ネクタイを固定するというところに重きをおいてつけることが重要です。
膨らみは出さずに、まっすぐつけます。
ジャケット+ネクタイ+シャツの場合は第3ボタンと第4ボタンの間でしたが、シャツ1枚の場合の目安の固定位置は第4ボタンと第5ボタンの間です。
第4ボタンと第5ボタンの間でつけるとネクタイが固定されやすくなります。
もう少し上だと、ネクタイが動きやすくなってしまうこと、ポイントが上にあるので見た目に違和感があることからあまりおススメはできません。
見た目にもスッキリして、下の方でつけることで固定されやすくなるかと思います。
♦まとめ〜ネクタイピンを付ける際の注意点
最後にネクタイピンをするときの注意点をお伝えします。
同じネクタイでネクタイピンをつけることを繰り返すと、何回も摩擦が起きるので当然ネクタイの傷みが早くなります。
ネクタイピンを付ける日と付けない日をローテーションさせることや、同じネクタイで繰り返しネクタイピンを付け続けないようにする、といったような工夫も必要です。
ネクタイピンは実用性だけでなく、男性のさりげないおしゃれを演出するのに最適と言えます。
特別な場面だけではなく、日常のビジネスコーディネートをランクアップする目的としても取り入れて頂きたいアイテムです。
ご紹介したような形でネクタイピンを上手く使って頂ければと思います。
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