2019.09.05 / スーツにスニーカーはあり?なし?
オフィスカジュアル化や軽装化が進む昨今。
かちっとした従来のビジネススタイルはだいぶ自由と化し、各々のスタイルを楽しんでいらっしゃるんだなと感じます。
そんな中、スーツスタイルにスニーカーを合わせている方も見られるようになりました。
果たしてこのスタイルはあり?なし?
今回はスーツにスニーカースタイルについてご紹介いたします。
目次
♦動画目次
00:00 スーツスタイルにスニーカーはあり?なし?!
01:18 ありかなしか?結論
02:20 スーツにスニーカーのコーディネート例と解説①
05:34 スーツにスニーカーのコーディネート例と解説②
07:24 スーツにスニーカーのコーディネート例と解説③
09:20 スーツにスニーカーのコーディネート例と解説④
10:44 スーツにスニーカーのコーディネート例と解説⑤
12:00 まとめ
♦スーツスタイルにスニーカーはあり?なし?!
2017年、スポーツ庁で当時の長官だった方が、「健康のためにも良いのでスーツスタイルでスニーカーを履こう」というキャンペーンを実施しました。
このキャンペーンを打ち出したこともあり、世の中的にスニーカーにスーツを合わせるということが注目されたことがあります。
ただ、実はそれ以前に、おしゃれな人はスニーカーとスーツを合わせていました。
注目された時期よりも以前から、おしゃれなスタイルとして存在していたというのが現状です。
♦ありかなしか?結論
あり?なし?
結論から言うと 「あり」 です。
ただ、ありだからといってスーツが何でもいいかと問われるとそうではなかったりします。
たとえばクラシックのネクタイをするようなかちっとしたスーツにスニーカーはミスマッチを引き起こします。
また、スーツの素材があきらかにかちっとしているようなものだとなかなか難しいです。
取り入れるにあたり工夫が必要なコーディネートですので、過去のコーディネートをいくつかご紹介いたします。
全てのコーディネートにおいて共通して言えるポイントは、「パンツの丈」です。
スニーカーは意外にシューズの甲が高いので、長めのパンツで合わせると裾がしわしわになり足が短く見えてしまいます。
そのため、少し裾を短めにして素足を出すような感覚でお試しいただくととても綺麗です。
春夏シーズンは素足風にベリーショートソックスを、秋冬には靴下をあえて見せるコーディネートを意識するととても上手にまとまります。
その部分も踏まえてご覧ください。
♦スーツにスニーカーのコーディネート例と解説①
まずはじめにご紹介するのは、クールビズシーズンに多いコーディネートです。
素材はオジエのシャツにもあるシアサッカー。
肩パッドがなく、素材的に軽めでカジュアルさを活かしたスーツという点がひとつポイントです。
スニーカーはNikeのNYLON CORTEZというものを使用しています。
シンプルなデザインでカラー展開が豊富、価格もそこまで高くありません。
どんなスニーカーを合わせるか迷われている場合は、おすすめなので覚えておいていただけるといいかなと思います。
このコーディネートでは、全体の色に統一感を出しています。
ネクタイも同様に統一感を出しました。
ネクタイすると綺麗になりすぎないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ここで使用しているのはニットタイです。
普段のネクタイとは雰囲気を変えて、カジュアルなコーディネートに仕上げるのもまた新しいスーツスタイルです。
♦スーツにスニーカーのコーディネート例と解説②
このコーディネートは、色は同様ネイビーなんですが、ウールコットン素材です。
パッドなしの薄い春夏のスーツで、見た目はほぼコットン素材のような感じです。
白いスニーカーを合わせるのも良いですが、ネイビー系コーデはネイビーで統一感を持った合わせ方が最も綺麗じゃないかなと思っています。
今回のスニーカーはあるシーズンだけ作ったメッシュ素材のもので、通気性が良く季節感のあるものを選びました。
このように、素材感を変えた組み合わせを楽しむのも醍醐味です。
今回はポケットチーフに白とネイビーのパイピングしたものを使用しています。
ネクタイもネイビーに合わせて色を統一したコーディネートです。
前述していますが、スーツとスニーカーを合わせる際は丈が大切です。
このスニーカーは特に甲が高いため、普通の丈のパンツを合わせてしまうとシワが多く入ります。
その点短めなものをチョイスしているため、違和感なく見ていただけるコーディネートになっているかと思います。
♦スーツにスニーカーのコーディネート例と解説③
光の加減で異なるものに見えますが、ひとつ前に着用しているウールコットンのネイビースーツを使用したコーディネートその2です。
ネクタイは、秋口に使用しやすいウールタイです。
チェック柄のネクタイにオックスフォードのブルーシャツという、アメトラ風コーデです。
トラッドスタイルにも見えるかなと思います。
甲がそこまで高くないため素足が見えています。
会社でこのような素足風スタイルを取り入れるのはなかなか難しいかもしれませんが、秋口に素足風スタイルを取り入れることでスタイリッシュにきまります。
可能な状況であればぜひお試しいただきたいです。
ここまで統一感のあるネイビーのスニーカーを合わせてきましたが、ここではグレーのスニーカーを取り入れました。
Vゾーンを工夫することで、他色のスニーカーも合わせやすくなります。
♦スーツにスニーカーのコーディネート例と解説④
これまでとスタイルが変わりサングラスをして決め込んだ1枚です。
これはポリエステル100%素材のスーツです。
お手入れがしやすくものによっては家庭洗濯でお手入れが可能という、最近では人気を博すスーツです。
3シーズン十分に着用できる素材感で、そのダブルスーツを合わせました。
スニーカーはローファータイプのスリッポンです。
パンツの裾をロールアップし、一度折り返しダブル風にして素足を見せつつ、ボタンダウンシャツ、ニットタイを合わせるとこんなコーディネートになります。
ローファーを合わせる感覚と似ているスニーカーなので、違和感が残らないコーディネートをお楽しみいただけます。
♦スーツにスニーカーのコーディネート例と解説⑤
最後のコーディネートはかなりカジュアルさがあります。
デニム調のインディゴ風、綿とストレッチが混ざったスーツを着用しています。
白シャツにストールを合わせてるのでリゾート感覚が強いですが、スポーツ庁が提案している「歩きやすい」という点では適していると思います。
スニーカーはひとつ前のコーディネートでもご紹介したスリッポンですが、ぺらぺらとしたスリッポンでも通常の革靴よりも歩きやすいということと、通気性が良いです。
そのため春夏でも動きやすい快適なコーディネートです。
♦まとめ
今回は5着のコーディネートを交えながら、スーツにスニーカースタイルをご紹介いたしました。
スニーカーの色を選ばず多彩なコーディネートを楽しめるという点で、ネイビー系スーツのコーディネートがおすすめです。
軽くてお手入れしやすい素材を選ぶこと、また、ノーブレイク(しわを一切いれない)で裾をあげたご着用でバランスを取りながらお楽しみください。