2024.05.10 / 【ネクタイの結び方】大剣より小剣が長くならないコツとは?
2024年4月末に「ネクタイを結んだ時に大剣よりも小剣が長くならないコツ」というショート動画をUPしました。ご興味あればどんなショート動画だったかをご覧ください。
▼ネクタイを結ぶ時に大検よりも小剣が長くならないコツ
https://www.youtube.com/shorts/P8RI_1xZn1M
このショート動画自体はあるコツを目安にして、小剣が大剣より長くならないポイントを見つけられるよう何度か試してくださいということを伝えておりますが、何度か試さないでそのポイントをすぐ知りたいというコメントが2件入っていました。
なぜ何度か試してくださいとお伝えしているのか?
ショート動画内でもお伝えしているのですが、短い時間の中でお伝えしきれないこともいくつかありましたので、今回は「ネクタイを結んだ時に大剣よりも小剣が長くならないコツ」長尺動画編ということで、実例を交えながらお話していきます。
♦動画目次
00:00 【ネクタイの結び方】大剣より小剣が長くならないコツとは?
02:00 ズバリ!ネクタイを結んだ時に大剣よりも小剣が長くならないコツ
02:34 小剣を置く位置が変わる要素①
03:50 小剣を置く位置が変わる要素②
04:53 小剣を置く位置が変わる要素③
05:45 小剣を置く位置は3つの要素の組み合わせで更に変わる!
07:37 【実例】身長177cmの人間が145cmの全長のネクタイをプレーンノットとウィンザーノットで結んだ際の小剣を置く位置の違い
08:34 【実例】身長177cmの人間が145cmの全長のネクタイと150cmのネクタイをプレーンノットで結んだ際の小剣を置く位置の違い
08:55 まとめ
♦ズバリ!ネクタイを結んだ時に大剣よりも小剣が長くならないコツ
まず大剣よりも小剣が長くならないコツ、更に大剣の先がベルトの上辺りに来るように結ぶコツですが、これ自体は簡単です。
小剣の先を第5−第6ボタンの間に持ってきてネクタイを結ぶだけ!
基本はこれを意識して結ぶだけで、大剣よりも小剣が長くなることはなくなります。
♦小剣を置く位置が変わる要素
前述のコツを聞くと一発回答で、何度も練習する必要がないじゃないか!と思う方が多いと思います。
このコツが有るのに、なんで何度か試さないといけないか?ずばりこの位置に小剣を置いてくださいと言えないのか?それは、いくつかの要素で置く位置が変わってくるからなんです。
その要素について説明します。
要素①-身長
身長が変わると小剣を置く位置が変わってきます。
例えばですが、身長180cmの方と170cmの方では小剣を同じ位置において結んだのでは、結んだあとに大剣の先が来る位置が変わってきます。
身長が一緒でも胴の長さでも少し変わってきます。
今回の例で言うと180cmの方は第5ボタン寄りに、170cmの方は第6ボタン寄りに小剣の先をあわせたほうが大剣の先をベルトの上辺りに合わせやすくなります。
要素②-ネクタイの長さ
ネクタイの長さが違うと小剣の先を置く位置が変わります。
日本仕様のネクタイは140−145cmですが昨今は145cm、インポートは150cm前後の長さが多いです。
インポートのネクタイが長めなのは、欧米では身長が高い方が多いからです。
このネクタイの長さが5cm変わるだけで、同じ結び方でも小剣の先を置く位置が変わります。
全長が長い場合は第6ボタン寄り、日本仕様の140−145cmの全長のものは第5ボタン寄りになります。
要素③-結び方
結び方によって小剣の先を置く位置が変わります。
結び目が一番小さいプレーンノットと、結び目が大きいウィンザーノットでは、結び目を作るのに使う長さが変わってくるため、小剣の先を置く位置が変わります。
プレーンノットの場合は第6ボタン寄りに、ウィンザーノットの場合は第5ボタン寄りになります。
最後に結び方によって小剣の先を置く位置が変わります。
結び目が一番小さいプレーンノットと、結び目が大きいウィンザーノットでは、結び目を作るのに使う長さが変わってくるため、小剣の先を置く位置が変わります。
プレーンノットの場合は第6ボタン寄りに、ウィンザーノットの場合は第5ボタン寄りになります。
というように小剣の先を置く位置を決めるのに3つの要素があるのですが、単純にこの3つではなく、組み合わせで更に変わってきます。
身長が違えば、ネクタイの長さが違えば、ネクタイの結び方が違えばとこれらの組み合わせで小剣の先を置く位置が変わってきます。
ネクタイの長さは日本仕様が多ければ約145cmとして、身長と結び方が変われば小剣の先を置く位置が変わります。
ですのでずばりこの位置に小剣を置いたら結んだ時にネクタイの小剣が大剣より長くなることがなく、大剣の先がベルトの上辺り来る、そういう固定した位置はないということです。
なので同じ人でネクタイの結び方が常に一緒であれば、ネクタイの長さによって小剣の先を置く位置が変わるので、これを何度か結んで小剣の置き位置を掴んでくださいということが言いたかったのです。
先ほども申し上げましたが、日本仕様のネクタイは昨今は約145cmが多いです。
ozieのネクタイも約145cmで統一してます。
逆に言えば日本仕様のネクタイを沢山持っていて、いつも同じ結び方をするのであれば、小剣の先を置く位置は自ずと決まってきます。
これを見つけるのに何度か結んで試さないとわからないということが言いたかったのです。
♦実例
実例については、ページ上部の動画よりご覧ください。
以下の時間ポイントよりご覧いただけます。
●07:37
【実例】身長177cmの人間が145cmの全長のネクタイをプレーンノットとウィンザーノットで結んだ際の小剣を置く位置の違い
●08:34
【実例】身長177cmの人間が145cmの全長のネクタイと150cmのネクタイをプレーンノットで結んだ際の小剣を置く位置の違い
動画をご覧いただくと、プレーンノットは第5-6ボタンの真ん中辺り、ウィンザーノットは第5ボタン寄りになるのがわかります。
ネクタイ毎に小剣の先を置く位置を掴んで覚えてしまえば、ネクタイを何度も結び直す必要はなくなります。この位置を掴むまで、何度か試してみてください。
♦まとめ
▼大剣より小剣が長くならない結び方のコツとは?
小剣の先を第5−第6ボタンの間に持ってきてネクタイを結ぶ。→間の位置は決まっていない。いくつかの要素で置く位置が変わってくる!
要素①身長
要素②ネクタイの長さ
要素③ネクタイの結び方(プレーンノット等)
これらの組み合わせで、小剣を置く位置が変化します。
ネクタイごとに小剣の先を置く位置を掴んで覚えてしまえば、ネクタイを何度も結び直す必要はなくなります。この位置を掴むまで、何度か試してみてください。
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