2024.04.26
ビジネスカジュアルってどんな服装ですか?何を着ればいいですか?

 

現在2024年4月末ですが、最近ショールームにいらっしゃるお若い方や、メッセージで「5月からビジネスカジュアルで出勤していいと言われたんですが、どういうコーディネートにすればいいんでしょうか?」という質問を多くいただきました。

社会人1年目の方はわからない方も多いかと思います。
社会人1年目でなくても、もしかしたら今年からビジネスカジュアルでの出勤がOKになった、という会社にお勤めの方もいらっしゃるかもしれません。
そういう方々の中にも困っている方がいるかもしれません。

ということで、今回は「ビジネスカジュアルってどんな服装ですか?何を着ればいいですか?」というテーマでお話をいたします。

 

♦動画目次

00:00 ビジネスカジュアルってどんな服装ですか?何を着ればいいですか?
01:21 ビジネスカジュアルのルールについて
02:19 ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルの違いについて
04:13 ビジネスカジュアルのコーディネートにおける基本的な考え方
06:16 ビジネスカジュアルのコーディネート例①
08:35 ビジネスカジュアルのコーディネート例②
10:49 ビジネスカジュアルのコーディネート例③
12:37 【補足】ビジネスカジュアルにおすすめ&おすすめしないアイテム
14:00 ビジネスカジュアルのコーディネート例④
17:00 まとめ

♦ビジネスカジュアルのルールについて

ビジネスカジュアルってルールがあるのか?
と言われれば結論フォーマルのドレスコードのようにはっきりとしたルール・定義はありません。
なぜかというと、企業によってどこまでカジュアルだったらOKか、という線引が異なるからです。

ただ一般的にはビジネス上で、例えば取引先や社外の方々にお会いした際に失礼にならない・不快感を与えない、それでいて着用している人が快適に仕事ができるスタイル=それがビジネスカジュアルと言われています。

♦ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルの違いについて

ビジネスカジュアルでさえ曖昧な部分が多いのに、最近はビジネスカジュアルに加え、「オフィスカジュアル」というキーワードもあります。

同じ意味で使っている企業もありそうですが、一般的には ”ビジネスカジュアル” は取引先に訪問しても違和感のないカジュアル感、”オフィスカジュアル” は特に取引先に合わずに社内にしかいない時にその企業が設定した範囲内でよりカジュアル感をだしたコーディネート、という分け方をしています。

ですが、そもそもそこまで細分化してきちんと運用できている会社があるのかは疑問です。
個人的には社外であれ社内であれ、ビジネスマンとしての威厳を保ったコーディネートにしてほしいと思います。

世の中的にはビジネスカジュアルのほうがよく使われているキーワードだと個人的には思いますし、ご質問もビジネスカジュアルで聞かれることがほとんどなので、今回はオフィスカジュアルについてはこれ以上言及しませんが、ビジネスカジュアルのコーディネート例に関してかなり幅を持たせてご紹介しますので、そのままオフィスカジュアルの参考にもなると思いますので、最後までご覧ください。

♦ビジネスカジュアルのコーディネートにおける基本的な考え方

ビジネスカジュアルのコーディネートにおける基本的な考え方は、カチッとしたタイドアップのスーツスタイルをカジュアルにしたものと考えてください。

ですのでビジネスカジュアルのコーディネートに選んではいけないアイテムがあります。
それは肩パッドがしっかり入ったテーラードタイプのカチッとしたスーツです。

いわゆる普通のスーツのことですが、こういうスーツはノーネクタイは合わないです。
ネクタイを春夏らしいものに変えたとしてもカチッと感が残ってしまいます。

以下写真はいずれもタイドアップですが、左はカチッとした普通のスーツ、右は肩パッドの入っていない、かつ裏地のない1枚仕立てのシアサッカーを使ったスーツに麻混ネクタイをあわせた写真です。

ozie|オジエ カチッとした普通のスーツと肩パッドの入っていないかつ裏地のないスーツ

肩のラインを比較してみたいただくとわかると思いますが、しっかり度合いが違うのがおわかりいただけるかなと思います。
この左側のスーツがNGです。

また、靴をご覧いただければわかりますが、左はストレートチップ、右はスウェードのスリップオンシューズです。
左側のビジネスライクなストレートチップもカチッとしすぎているので、ビジネスカジュアルにはそぐわないと思ってください。

♦ビジネスカジュアルのコーディネート例

ビジネスカジュアルのコーディネート例をカチッとした順番でご紹介します。

 

《①肩パッドの入っていないカジュアルスーツ+春夏らしい素材感のネクタイ》

ozie|オジエ 肩パッドの入っていないカジュアルなスーツにニットタイなど春夏らしい素材感のネクタイをあわせたスタイル

さきほどお見せした右のスーツもそうでしたが、こちらは肩パッドの入っていないコットンのネイビースーツにニットタイをあわせたパターンです。

足元はスリッポンをあわせて軽快感を出しています。
ビジネスカジュアルの足元はローファーやこのスリップオンタイプが一押しです。

私は春夏はパンツの丈をやや短めに上げて、ベリーショートソックスを履いて素足感を出していますが、これが難しい方も多いと思います。
その場合はパンツの丈をくるぶしかそれより少し下辺りに設定してソックスを履くとバランスが取れます。

パンツの丈については過去にビジネス用パンツの裾上げのベストな長さについて~春夏版という動画を上げてますので、そちらをご参照ください。(ページ下部参照)

ビジネスカジュアルのタイドアップに一押しなのが左の写真であわせているニットタイです。
普通のシルクのネクタイはビジネスライクになってしまうので、あまりおすすめしません。
普段のビジネスシーンではなかなか結ぶのに勇気がいると思いますが、ことビジネスカジュアルにはニットタイほど最適なアイテムはありません。

ozieでは右の写真で締めているリネンシルクの麻混ネクタイという季節感あふれるネクタイもありますので、これもおすすめです。

 

《②肩パッドの入っていないカジュアルスーツ+ノーネクタイ》

ozie|オジエ 肩パッドの入っていないカジュアルスーツ+ノーネクタイ

私は個人的にスーツはネクタイを合わせるほうが良いと思っています。
ジャケットとパンツに同じ生地を使用ているスーツにネクタイをしないとVゾーンが空きすぎて見た目のバランスが悪いと感じるからです。
さらに、単純にネクタイを外しただけに見えてしまいがち=少しだらしなく見えてしまうこともあります。

ですが、スーツにノーネクタイというスタイルは、ある意味簡単にビジネスカジュアルを導入しやすいスタイリングかなとも思います。

スーツにノーネクタイの場合の私のおすすめは、
・スーツは肩パッドの入っていないカジュアルなスーツにすること
・ノーネクタイでも見栄えのいい襟型のシャツを着用すること

2枚写真を並べましたが、左はピークドラペルのパッドの入っていないシアサッカーのカジュアルなスーツに、スキッパータイプのイタリアンカラーシャツをあわせています。

右はシアサッカーの2つボタンのカジュアルスーツにギンガムチェックのイタリアンカラーシャツをあわせています。

イタリアンカラーシャツは襟立ちがよく、存在感があるのでネクタイなしでもバランスが取れます。
ozieのシャツでは、イタリアンカラーシャツ3種類とホリゾンタルカラーがスーツジャケットかかわらずノーネクタイ時の襟型としておすすめです。

 

《③ジャケット+シャツ+スラックス+ノーネクタイ》

ozie|オジエ ジャケット+シャツ+スラックス+ノーネクタイ

この組み合わせが一番ビジネスカジュアルらしいコーディネートかなと個人的には思います。
上下違う生地を使ったジャケットとパンツの組み合わせがノーネクタイには一番しっくりくるからです。

3枚の写真をご覧いただくとわかりやすいかなと思います。

ジャケットはシングルとダブルの着用写真を持ってきています。
ダブルはVゾーンが狭くなりますし、ジャケットスタイルの上品度合いがよりUPしますので、ジャケットスタイルで差別化を図りたいときにおすすめです。

シャツはいずれもイタリアンカラーです。
真ん中だけワイドで、両サイドはスキッパータイプです。
ワイドのイタリアンカラーは襟が小さめながら襟の開きが美しいので、襟が小ぶりな方が良いという方におすすめです。

パンツは、左はネイビーのチノパン、真ん中はグレーのウールパンツ、右は白のパンツをあわせてます。
グレーのウールパンツは1本持っていたほうがいいと思いますし、ベージュやネイビーのチノパンも汎用性高くていいですが、差別化を測るなら白パンツがおすすめです。

白パンツがおすすめな理由は別に動画を撮っていますので、そちらをご覧ください。
白パンツをおすすめする理由と着こなし方〜春夏編(ページ下部参照)

 

《④ジャケットや肩パッドの入っていないカジュアルスーツ+Tシャツ》

ozie|オジエ ジャケットや肩パッドの入っていないカジュアルなスーツにTシャツ①

ozie|オジエ ジャケットや肩パッドの入っていないカジュアルなスーツにTシャツ②

ワイシャツ専門店だから言うわけではないですが、ビジネスカジュアルの際は基本襟付きのワイシャツを合わせるほうが良いと思っています。
ネクタイの有無にかかわらずワイシャツを着用していたほうが見た目にビジネスマンとしての威厳を保ちやすいからです。

ビジネスカジュアルで、よりカジュアルでもOKな職場であればポロシャツもOKとしているところがあります。ですが私個人的にはポロシャツはあまりあわせないほうがいいかなと思っています。
決してポジショントークではなく、理由があります。

ポロシャツは実は種類がたくさんあるので、ビジネスシーンに相応しいポロシャツを選ぶのが難しいことが1点。
また、ポロシャツは一つ間違うとゴルフスタイルと見間違われる可能性が高い=ビジネスマンとしての威厳を保てなくなるからです。

でもカジュアル度高くてもいいと言われている場合におすすめなのが、ジャケットや肩パッドの入っていないカジュアルなスーツにTシャツをあわせるコーディネートです。

これは相当カジュアルで、場合によってはオフィスカジュアル寄りになるかもしれませんが、会社でOKが出ている場合はこの組み合わせは最高に楽です。
IT関連の企業ではよく見かけるスタイルです。

写真は、上段左がネイビースーツにネイビーTシャツ。
このネイビー同士の組み合わせは個人的におすすめです。
色使いが少ないのでシャープに見えます。

上段右がダブルのスーツに白Tシャツ。
このダブルのスーツもパッド・裏地なしのカジュアルスーツなんですが、こういうダブルのスーツであればTシャツも合うという例でご紹介しました。

下段左がコードレーンの爽やかなスーツにネイビーTシャツ。
色的に清涼感あるのは当然ですが、カジュアル要素のかなり強いビジネスカジュアルでよければ、スーツで遊ぶというのもアリと言う例でお見せしました。

下段右はジャケットスタイルです。
ジャケットスタイルでTシャツを合わせる場合もできればパッドが入っていない一枚仕立てのほうがおすすめです。
カーディガンを羽織る感じでTシャツの上にジャケットを着る感覚のほうがTシャツのカジュアル感と相性がいいからです。

 

《⑤カジュアルなスーツ+Tシャツ+スニーカー》

ozie|オジエ カジュアルなスーツ+Tシャツ+スニーカー

こういうコーディネートにスニーカーは意外と合います。
ただ、このコーディネートはかなりカジュアル感が強いので、どちらかと言えばオフィスカジュアルよりになりますが、これでもOKな会社もあるかなと思い、よりカジュアルなビジネスカジュアルコーディネート例でご紹介しました。

♦まとめ

・ビジネスカジュアルとは?
ビジネス上で、例えば取引先や社外の方々にお会いした際に失礼にならない・不快感を与えない、それでいて着用している人が快適に仕事ができるスタイル。

・ビジネスカジュアルにおいては、まずお勤め先でどこまでカジュアルにしていいかを見極めることが大事。

・カジュアルな中にもビジネスマンとしての威厳が保たれるコーディネートにすること。

♦関連商品・動画紹介

⇒ ビジネス用パンツの裾上げのベストな長さについて~春夏版(動画)

⇒ 白パンツをおすすめする理由と着こなし方〜春夏編(動画)

▼動画内でおすすめいたしましたビジネスカジュアルに最適なアイテム

⇒ イタリアンカラーシャツ スキッパー

⇒ イタリアンカラーシャツ ボタンアリ

⇒ イタリアンカラーシャツ ワイド

⇒ ホリゾンタルカラーシャツ

⇒ ニットタイ

⇒ 麻混ネクタイ

 


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