2024.03.22 社会人必見!ネクタイの柄が相手に与える印象と活用方法
今回はネクタイの柄が相手の方に与える印象に特化してお話します。
そもそもネクタイの選び方の基礎的なことは、別の動画でお話していますので、ページ下部にご案内しておりますのでご参照ください。
目次
♦動画目次
00:00 社会人必見!ネクタイの柄が相手に与える印象と活用方法
01:03 ネクタイにおける基本の柄とは?
01:36 ネクタイにおける基本の柄①=レジメンタルについて
09:32 ネクタイにおける基本の柄②=小紋について
11:44 ネクタイにおける基本の柄③=ドットについて
14:02 ネクタイにおける基本の柄④=無地について
15:09 ネクタイのその他の柄について
17:08 まとめ
♦ネクタイにおける基本の柄とは?
レジメンタル・小紋・ドットに柄ではありませんが種類の一つとして無地の3+1が基本になります。
♦ネクタイにおける基本の柄①=レジメンタルについて
斜めにストライプの入ったレジメンタル。
《レジメンタル柄の印象》
おそらく世代かかわらず、多くの方がお持ちの柄がレジメンタルだと思います。
ozieでも一番取り扱いが多い柄がレジメンタルです。
レジメンタルは、知的・勤勉・爽やかと言ったイメージを与えることができます。
これだけ見てもビジネスシーンに最適な柄であることがわかりますね。
《レジメンタル柄の歴史》
レジメンタルは「連隊の」という意味があって、イギリスの軍隊が連隊ごとに異なる色の斜めストライプのネクタイを着用するようになったのがレジメンタル柄の始まりです。
それが軍隊だけでなく、大学やクラブチームといった組織単位でレジメンタルタイが取り入られる様になりました。
ですのでレジメンタルタイはストライプの向き、色、幅などにより、所属部隊や団体を示す役割も持っています。
《レジメンタル柄の活用シーン》
先程申し上げた通り、日本ではビジネスシーンでよく使われる柄であるので、オールマイティに使っていいのですが、世界的に見るとこのような歴史から、フォーマルな場では使われない柄がレジメンタルでもあります。
ですので使い分けするならば、きちんとした会議の席やフォーマルな場所では使わないようにするのもありかと思います。
《レジメンタル柄の世代別おすすめ》
歴史的意味合いからか、個人的にはレジメンタルタイはお若い方のほうがしっくりくるイメージがあります。
就職活動の際に身につけるネクタイとして最適な印象なのもこういう由来があるからかなとも思います。
しかしながらストライプの色使いや間隔、線の細さといった組み合わせでだいぶイメージが変わってきますので、これをうまく使うと世代関係なくコーディネートしやすくなると思っています。
まず20-30代はあまり色を使っていない、せいぜい3-4色使いで幅が均等間隔で配置されている、ストライプの線があまり太くない=どちらかといえば細めのレジメンタル柄がしっくりくると思います。
40代以上の方は多色使いで幅が均等間隔でないもの、もしくはストライプの線が太いモダンなレジメンタルタイを選ぶのがいいかなと思います。
コーディネートは若干難しくなりますが、40代以上のビジネスコーディネートを沢山された方でしたらこのようなレジメンタルタイをうまくコーディネートできるかなとも思います。
《レジメンタル柄の向き》
レジメンタルタイ発祥の地=イギリスではレジメンタル柄は右上がりになっています。
一方アメリカのレジメンタルタイは左上りになっている物が多いです。
左上がりのレジメンタルタイはレップタイと呼ばれることもあります。
ラルフローレンやブルックスブラザーズのレジメンタルタイはすべて左上りになっています。
世界的には右上がりのレジメンタルタイが一般的です。
どちらを選んでも当然問題はありませんが、右上がりのレジメンタルのほうがバリエーションが多く入手しやすいのでこちらを選ぶほうがいいでしょう。
アメトラやプレッピースタイルといったアメリカンスタイルでタイドアップにする際には、左上がりのネクタイを締めていると、見る人が見ればおっ、となると思います。
♦ネクタイにおける基本の柄②=小紋について
小紋柄とは紋章・花柄・幾何学模様など小さなモチーフが均等間隔に配されたネクタイのことで、クラシックな柄の一つです。
動画内で私が着用しているのは幾何学模様ですが、これも小紋柄の一種です。
《小紋柄の印象》
小紋柄は知的・控えめという印象を与えるネクタイの柄と言われています。
《小紋柄の世代別おすすめと活用シーン》
世界的に見ると、政府首脳が集まる国際会議等では、無地ネクタイかシンプルな小紋柄のネクタイのいずれかを身に着けている方がほとんどです。
ですので重要な会議やビシネスシーンには非常に最適なネクタイの柄と言えます。
個人的に小紋柄はどちらかというとお若い方より40代以上の方のほうがしっくりくる印象です。
ただお若い方が小紋柄を身につけると、いい意味で落ち着いて見えるので、会議や面談等で落ち着きを見せたいときに結ぶといいでしょう。
また小紋のパターンで使い分けをすれば年代関係なく使えると思っています。
小紋は基本小さめが多いですが、幾何学模様のように大きめになると華やかでエレガントな印象になります。
年輩の方は当然あうのですが、お若い方はこのように少し大きめの小紋柄を選んでいただくとしっくりくるかなと思います。
♦ネクタイにおける基本の柄③=ドットについて
水玉模様が入った柄をドット柄といいます。
《ドット柄の印象》
上品・格式高いイメージを与える柄と言われていますが、ドットの大きさで印象が全く変わってきます。
《ドット柄の種類と活用シーン》
細かいドットが入ったものをピンドット、よく見かける中くらいの大きさのドットをポルカドット、大きめのドットが入ったものをコインドットと分けて呼ばれています。
一番フォーマル度が高いのがピンドットで、正式なフォーマルシーンにもおすすめの柄です。
次にポルカドットはよく見かけると先程言ったとおり、ドット柄の中では一番メジャーかと思います。
この大きさまでは正式なフォーマルで使えますし、きちんとした会議や商談の際に身につけるのもおすすめの柄です。
最後にコインドットですが、大きいだけにポップなイメージが強いためややカジュアル・ファッショナブルな印象を与えるドット柄なので、ピンドットやポルカドットとは一線を画すドット柄と言えます。
基本はフォーマルな柄ですが、ドットの大きさで印象が変わると思ってください。
♦ネクタイにおける基本の柄④=無地について
最後に柄と言っていいかどうかわかりませんが無地。
無地ネクタイのことはソリッドタイとも言います。
《無地の印象と活用シーン》
与える印象は品格・誠実で、フォーマルなシーンからビジネス、カジュアルなスタイルまで幅広い場面で使える個人的にはイチオシの柄です。
コーディネートしやすいのはもちろんのこと、エレガントに見えるのがソリッドタイです。
《おすすめ無地ネクタイ》
個人的にはネイビーのソリッドタイが一押しですが、グレー・ワイン・ブラウンと色違いで持っておくとコーディネートの幅が広がるネクタイです。
♦ネクタイのその他の柄について
あまりメジャーではありませんが、昨今人気なのがペイズリー柄。
紳士的でかつ華やかな印象を与えたいシーンに最適です。
チェック柄はあまりおすすめしません。
チェックはカジュアルすぎるので個人的には年配の方にはお勧めしません。
若い方も逆に若々しく見せる分には良いのですが、若い方々がそれ以上若く見せるのはどうなのかな?と思います。
チェック柄だと明るめの色を持ってくる方が多いように思ますが、明るめの色味だともっとカジュアルっぽくなります。
チェック柄は汎用性が高くないので基本的には小紋やレジメンタル・ドット柄で良いのかなと思います。
♦まとめ
【ネクタイの基本の柄】
①レジメンタル=知的・勤勉・爽やかと言ったイメージを与える。
日本では基本オールマイティーで使える柄だが、世界的にはきちんとした会議の席やフォーマルな場所では身に付けない柄なので、こだわるならばそうするもよし!
②小紋=小紋柄は知的・控えめという印象を与える。
クラシックな柄で重要な会議やビシネスシーンには非常に最適なネクタイの柄。
どちらかというと年輩の方のほうが似合う柄。
③ドット=上品・格式高いイメージを与える柄でフォーマルな柄ではあるものの、ドットの大きさで印象が全く変わってくる。
小さいドットのほうがよりフォーマル。
④無地=与える印象は品格・誠実で、フォーマルなシーンからビジネス、カジュアルなスタイルまで幅広い場面で使える個人的には一押しの柄。
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