2023.08.31 友人の結婚式に参列する際のシャツの選び方
2021年の9月に「友人の結婚式にスーツで参列する際のコーディネート【20代・30代向け】」という動画をUPしました。
私的には現時点で友人の結婚式に参列する際のコーディネート全般における保存版的な内容でがっつり作ったため、20分強とかなり長めの動画なんですが、非常に多くの方にご覧いただいております。
しかしながら、長いのに加えご紹介しているアイテムが多岐に渡っているので、肝心のワイシャツに関するお話が少なめなので、今回はワイシャツに特化してお話しいたします。
大前提として「知人の結婚式のきちんとした披露宴に参列することを想定してのワイシャツの選び方。」ということでお話しいたします。
ですが、あまりかちっとしすぎては面白くない、少し若々しさを出したいとか、可能な範囲内で遊びを入れたい、という方向けのお作法を順守したうえでのワイシャツの選び方も加えてご紹介します。
最近増えてきているガーデンウェディング等のややカジュアルなパーティー形式は自由度が非常に高く、何でもありに近い状態なので、この想定は割愛します。
目次
♦動画目次
00:00 友人の結婚式に参列する際のシャツの選び方
01:57 今回のテーマでお話しするにあたっての大前提と外せない考え方
03:37 友人の結婚式に参列する際のシャツの選び方~色について
07:30 友人の結婚式に参列する際のシャツの選び方~襟型について
11:01 友人の結婚式に参列する際のシャツの選び方~カフス型について
13:11 友人の結婚式に参列する際、ワイシャツに合わせるネクタイについて
17:46 まとめ
♦今回のテーマでお話しするにあたっての大前提と外せない考え方
【主役より目立ってはいけない】
知人の披露宴に参列するときのコーディネートの時に必ずお話ししていますが、これは念頭に置いて動画をご視聴ください。
♦友人の結婚式に参列する際のシャツの選び方~色について
・白無地(鉄板)
理想はブロードの平織だが、織柄が変に目立たなければ遊びを入れるという意味で織柄が入っている白無地でも全然OKです。
・サックス無地(薄い水色が好ましい)
・クレリック(サックスまたは目立たないストライプ)
海外ではルールにのっとった正式な立ち位置でありながら日本では友人の結婚式に着用している方はほとんどいません。よって正式でありながらいい意味で目立つので、少し遊びを入れたい場合はクレリックシャツはおすすめ。
パステル調をおすすめするコンテンツが多いです。
これも間違いではないのですが、ネイビー・グレー・黒の普通のスーツにパステルが強調されたシャツを合わせるのはネクタイのコーディネートが難しいですし、普段着用する機会が少ない色を購入するのもどうか?ややもすると目立ちすぎてしまう可能性があるので、あまりお勧めしません。
もし明るめのシャツを着たいのであれば薄いピンクがおすすめです。
シルバー系のネクタイとの相性もいいです。
♦友人の結婚式に参列する際のシャツの選び方~襟型について
レギュラーカラー・ワイドカラー・ホリゾンタルカラーがおすすめです。
特におすすめはホリゾンタルカラー。
そのまま二次会に流れるときにネクタイを外しても様になる衿型はホリゾンタルカラーのみです。
タブカラー・ピンホールカラーは一見華やかに見えますが、どちらかというとカジュアルな衿型なのできちんとした披露宴ではあまりおすすめはしません。
パーティー形式のときにはOKです。
襟型に関してよくある質問が、スーツにウィングカラーシャツを合わせてもよいかということ。
結論から言うとどちらでも構いません。NGではありません。
これをスーツで合わせる場合は蝶ネクタイを合わせますが、このスタイルをしている方があまりいないので少し目立つと思います。
遊びをきかせるという意味ではまさに趣旨に合っていますが、ちょっとやりすぎ感があるかなということと、主役より目立ってはいけないという観点からしても、私個人的にはあまりお勧めしません。
であるならばおすすめの襟型のクレリックやピンクのシャツといった色柄で勝負してほしいなと思います。
♦友人の結婚式に参列する際のシャツの選び方~カフス型について
カフスはルールにのっとればダブルカフスが理想ですが、シングルカフスでも全然OKです。
半袖は絶対にNGです。
カジュアルすぎますし、ジャケットを脱げない。また裏地がペタペタ張り付き着心地が悪いです。
ダブルカフスの利点はカフスボタンで遊べることです。
正式なコーディネートの場合は白蝶貝もしくはブラックオニキスですが、遊びをきかせたコーディネートの場合はカフスボタンは自由に選んでください。
♦友人の結婚式に参列する際、ワイシャツに合わせるネクタイについて
基本は結び下げのネクタイ。
いわゆる普通のネクタイですが、これを必ず結んでください。
ノーネクタイやアスコットタイはきちんとした披露宴ではNGです。
スーツの場合は一見フォーマルっぽく見える蝶ネクタイも個人的にはさけたほうが良いです。
これらに共通することはやりすぎ感があり、主役より目立ってはいけないに反するからです。
色はシルバー系は当然OK。
その他で行くとネイビー・ワイン・パープルといった色のネクタイが今はおすすめです。
一般的にはスーツスタイルだとシルバー以外ではパステル調のネクタイと言われています。
ですが、ここ数年のうちに行われているロイヤルウェディングに参列される方でよく見かけるのはシルバー・シャンパンゴールド・ピンク・水色と行った従来から言われているネクタイの色に加え、ネイビー・ブルー・ワイン・パープル系といった少し色の濃いネクタイを合わせている方を多く見かけるようになりました。
ロイヤルウェディングで通用しているコーディネートは正式のフォーマルルールとして通用すると言われていますので、少し外しを入れるならば従来と異なるネイビー・ワイン・パープルといった濃いめのネクタイをぜひ合わせてみてください。
そもそもスーツがダーク系なので、色が濃い目のネクタイのほうがマッチしやすいです。
ただし、ネイビーは黒に近いネイビーより、少し明るめのネイビーの方がいいでしょう。
なぜならばセレモニーシーンには黒のネクタイはNGなので、黒に見えるような濃いネイビーは避けたほうが無難だからです。
素材は光沢があるシルク100%1択です。
柄は無地・ドット柄・小紋柄がおすすめです。
レジメンタルはシルバー以外ではカジュアルっぽく見られるので避けたほうがいいでしょう。
♦まとめ
友人の結婚式に参列する際のシャツの選び方
大前提=主役より目立ってはいけない
・シャツの色=白・サックス(水色)・ピンク・クレリックがおすすめ
・襟型=ワイド・レギュラーカラー・ホリゾンタルカラーがおすすめ。
ウィングカラーシャツはNGではないが、スーツに合わせるのはやりすぎ感があるので、あまりおすすめしない。
・カフス型=ルールにのっとればダブルカフスが理想だが、シングルカフスでも全然OK。
半袖は絶対にNG。
・ネクタイ=基本結び下げ(普通の)ネクタイを必ず結ぶ。
ノーネクタイやアスコットタイはきちんとした披露宴ではNG。
スーツの場合は一見フォーマルっぽく見える蝶ネクタイも個人的にはさけたほうが良いと考える。
・ネクタイの色=シルバー・ネイビー・パープル・ワイン系がおすすめ
・ネクタイの柄=無地・ドット柄・小紋柄がおすすめ。
レジメンタルはシルバー以外ではカジュアルっぽく見られるので選ばないほうが無難
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