2023.04.07
ワイシャツを洗濯ネットに入れて洗うメリットについて

 


ozieのショールームは平日は毎日空いていますが、土日祝日は月二回ほど事前告知の上オープンするスタイルを2015年から続けています。
土日祝日にご予約いただきましたお客様のお相手をするのが私なんですが、その際にシャツのお手入れについて必ずお伺いするようにしています。
クリーニングに出すか家庭洗濯か?ということですが、なぜお伺いするかというとそれによってお勧めする商品が異なるからです。
クリーニングだったら生地の種類は問わないんですが、家庭洗濯がメインの場合は洗濯後のアイロンがけが楽になる方がいいと思うので、そういう商品をメインでおすすめするためです。

その際に時間があるときは洗濯する際にひと手間かけるだけで、しわの出方が軽減される方法があるんですが、これ使っていますか?とお伺いするときもあります。
これ使っていますか?がなにか?
それは洗濯ネットです。
100均ショップで安価に入手できる洗濯ネットです。

今回はワイシャツのお手入れの際に洗濯ネットを使うことのメリットについてお話いたします。



 

♦動画目次

00:00 ワイシャツを洗濯ネットに入れて洗うメリットについて
04:19 結論:ずばりメリットは?①
05:51 結論:ずばりメリットは?②
08:48 結論:ずばりメリットは?③
10:10 結論:ずばりメリットは?④
12:24 洗濯ネットの選び方
16:45 ワイシャツを洗濯ネットに入れる際のたたみ方について
19:20 まとめ

♦ワイシャツを洗濯ネットに入れて洗うメリット①

《しわの出方を軽減する》

ワイシャツを畳んでネットの中に入れることで、ワイシャツがほかの衣類に絡まなくなるので、しわができにくくなります。
しわがひどくできるのは、他の衣類と絡んでしまうから。
長袖のワイシャツは袖が長い分ほかの衣類に特に絡みやすいのでしわになりやすいですよね。
洗濯機から取り出す際にワイシャツを引っ張ると他の衣類が一緒にくっついてくるなんて言う経験、おありではないかなと思います。
ワイシャツを畳んで入れて洗うだけでアイロンがけが楽になる、これはメリット以外の何物でもありませんよね!

♦ワイシャツを洗濯ネットに入れて洗うメリット②

《ワイシャツの生地が傷むのを防ぐ》

ネットに入れてほかの衣類と絡むのを防ぐということは、ワイシャツが他の衣類と直接接触することを避けることができ、摩擦による損傷を軽減します。
良い生地であればあるほど、生地は繊細で傷みやすいです。
なのでなるべくほかの衣類との接触を少なくすることで生地の劣化を防ぐことができます。

ワイシャツ一枚そのまま洗ったくらいで生地が傷むなんて言うことはないでしょ?と思う方が多いかもしれませんが、よくあるのはほかの衣類の金具等に引っかかって生地が傷む、引っかかった際にぐるぐるドラムが回っていれば生地が裂けたり破れたりすることもごくまれにあります。
金具と言えばジッパーやブラジャーのホックなどなど、意外に色々あります。
これらとの直接的な接触を避ければ、気に入ったワイシャツが傷むことを避けることができます。

最近ozieではカフス部分のみですがオプションでネームの刺繍を入れられるようになっています。
刺繍は引っかかったりすると糸がほつれる可能性が高いので、刺繍が入ったシャツはネットに入れて洗った方がよりいいでしょう。

♦ワイシャツを洗濯ネットに入れて洗うメリット③

《色移りを防ぐ》

ワイシャツを洗濯ネットに入れて洗うことで、色の濃い他の衣類からの色移りを防ぐことができます。
染色方法にもよりますが、濃い色の衣類と一定時間濡れた状態で摩擦が落ちると色移りすることがごくまれにあります。これを移染と言います。

移染に関しては淡色と濃色の衣類を分けて洗うのが一番効果的ですが、分けて洗う方が手間だと思います。
現在販売されている衣類は移染が起こるようなクオリティの商品はあまりないと思いますが、ネットに入れることでこれを防ぐことができます。

♦ワイシャツを洗濯ネットに入れて洗うメリット④

《糸くずが付くのを防ぐことができる》

いろいろなものを一緒にして洗うと洗濯中に他の衣類から出る糸くずがシャツについて取り除くのが大変、なんていう経験ありませんか?
ネットに入れて洗えば糸くずがワイシャツにつくことを極力防ぐことが可能です。

私どもozieの商品だとTシャツやポロシャツと同じ生地を使用しているニット生地使用シャツは生地の性質上糸くずが付きやすい場合もあります。ニット生地の種類にもよるので、一概に全部とは言えませんが。
ニット生地使用シャツは洗濯後のしわが少ないのが売りの1つだったりしますが、洗濯ネットに入れることでさらにしわの出方を軽減できるのと、糸くずが付くのを防ぐことができます。

ワイシャツをネットに入れるメリットを4つあげました。
これを行うことでワイシャツの寿命を延ばし、いい状態を保つ方法の一つになりますが、一番はしわの出方を防ぐことが大きいかなと思います。
生地が傷んだり移染=色移りすることは、家庭の洗濯機では現状は少ないかなと思いますので。

♦洗濯ネットの選び方

ではネットに入れて洗えばいいのであればネットは何でもいいか?というとそうでもありません。
ネットの選び方についてお伝えします。

《1.大きさ》
まずは大きさ。だいたい洗濯ネットには大中小の3種類があります。
ワイシャツの場合は中を選んでください。
これはワイシャツをたたんで入れた際に余裕がありすぎて中で動くこともなく、さらに窮屈すぎてしわが付きやすくなったりすることを防いでくれるからです。
選ぶ際にシャツ用とかアイテムを限定して表示しているネットがあるとすればそれを選んでおくのが間違いないかと思います。

 

《2.網目の種類》
ネットの網目の大きさですが、目が細かいものと目が粗いものの2種類があります。
どのように使い分けるかというと、ネットに入れて洗う衣類が、糸くずが付きにくいか付きやすいかで分けてください。

糸くずが付きやすい商品をネットに入れるときは目が細かいものを選んでください。目が細かいので糸くずが入ってきにくいという特性があります。
逆に糸くずが付きにくい衣類は目が粗いネットを選んでください。理由は2つありまして1つは目が粗い方が水通しがいいので汚れが落ちやすいこと。
その分糸くずはネット内に入ってきやすくなりますが、そもそも糸くずが付きにくい衣類であれば問題ないですもんね。

ではワイシャツはどちらかというと目が粗いネットにしてください。
まさにワイシャツは糸くずが付きにくいのが一つと、汚れやすいということがあります。
なので目を粗い方を選んでください。
シャツ用のネットを選べば目が粗いネットになっています。
先ほどニットシャツは糸くずが付きやすいかもと言いましたが、私の過去の経験上は目の粗いネットで問題ないと思います。

ozie|オジエ 洗濯ネット

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♦ワイシャツを洗濯ネットに入れる際のたたみ方について

一番いいのは前ボタンを全部閉めて、ワイシャツをきちんとたたむとしわの出方がより軽減されます。

ただシャツを着用して毎回洗濯前にこのような状態にするのは大変だと思いますので、厳密にきちんとたたまなくても大丈夫です。
畳んだ後に畳幅がネットのサイズに合っていて動きずらいことのほうが重要です。
あと畳が大きすぎてネットに入れた際にしわにならないか?
この点を注意してください。

ただアイロンがけが手間で面倒くさいと思う方でしたら、おそらく前ボタンを全部閉めてたたむ手間をかけたほうが、よりしわの出方が軽減されます。
これは考え方ですけど、参考まで。

 

今回ワイシャツを洗濯ネットに入れて洗うメリットについてということで、ご家庭でワイシャツを洗っていらっしゃる方向けにお話ししました。
しわの出方を軽減するということについて、私の体感値としては、私が過去にしわができずらいとお伝えしている生地を使ったワイシャツや形態安定は当然のこと、本来はアイロンがけが楽というのが加工のメインであるイージーケア加工のワイシャツでも、ネットに入れて洗えばほぼノーアイロンでいけるかなと思っています。

しかしながら、どこまでしわが入ってOKか?という許容範囲に個人差がありますので、それ次第でネットに入れて洗った場合のしわの出方を許せるか許せないか?ということはあると思います。
逆に言えば少しでもしわが入ってはだめという方はネットに入れて洗ってもアイロンがけは必要になってくるかと思います。

私はですが、ワイシャツを着用したらジャケットは脱がないタイプなので、シャツに小じわが出たとしてもさほど目立たないし個人的に気にならないので、しわが出にくいシャツをネットに入れて洗ったあとにアイロンをかけることはほとんどありません。
前述のとおり、しわの出方に許容範囲があると思いますが参考まで。

♦まとめ

①しわの出方を軽減する

②ワイシャツの生地が傷むのを防ぐ

③色移りを防ぐ

④糸くずが付くのを防ぐ

♦関連商品・動画紹介

⇒ ワイシャツの洗濯の仕方について(動画)

⇒ 出張時に困らない!簡単にできるワイシャツのたたみ方と持ち運び方一工夫(動画)

 


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