2022.02.07 スマートカジュアルって何ですか? メンズ秋冬編
一流ホテルのレストランのHPや、結婚式の二次会といったちょっとしたパーティー、ガーデンウェディングといった招待状に
「スマートカジュアルでお越しください。」
「ドレスコード:スマートカジュアル」
と書いてあることが多いです。
スマートカジュアルってどういう服装?
何着たらいいかわからない!
っていう方が多いのではないのでしょうか?
そこで今回はスマートカジュアル指定の場所に行く際に、どういうコーディネートをしたらいいのか?についてお話いたします。
春夏と秋冬では装いも変わってくるので今回は秋冬版ということでお話します。
目次
♦動画目次
00:00 スマートカジュアルってなんですか?メンズ秋冬編
02:27 どんなコーディネートがスマートカジュアルなのか?
03:46 スマートカジュアルに合わせるおすすめシャツ
05:09 スマートカジュアルに合わせるパンツについて
05:44 スマートカジュアルに合わせるシューズについて
06:53 スマートカジュアルでインナーにシャツ以外のアイテムは?
07:12 スマートカジュアル コーディネート例19種類
14:47 スマートカジュアルのコーディネートをどう使い分ければいいか?
16:27 スマートカジュアルでビジネス用のダークスーツはアリですか?
17:26 まとめ
♦スマートカジュアルってなんですか?
Q: スマートカジュアルってなんですか?
A: ドレスコードの一種類です。
ドレスコードは大まかに分けて4種類あります。
1.フォーマル=正礼装(モーニング、テールコート)
2.セミフォーマル=準礼装(ディレクターズスーツ、タキシード)
3.インフォーマル=略礼装 (ネイビーやチャコールグレーのスーツ→平服と書いてある時はインフォーマルで対応するのが無難。)
4.スマートカジュアル(カジュアルエレガンスもほぼ同義。)
♦どんなコーディネートがスマートカジュアルなのか?
Q: どういうコーディネートがスマートカジュアルなのか?
A: 正礼装・準礼装・略礼装のように厳密にはこれ!といった決まったスタイルがあるわけではありません。が、基本はジャケット+パンスタイルで、これにしておけばまず間違いないです。
スマートカジュアルはインフォーマルよりカジュアルな服装です。
一番無難なのは、ジャケット+シャツ+パンツ+革靴。基本ノーネクタイがおすすめです。
ネクタイをしてもいいですが、ビジネスライクなものだとカチッとしすぎてしまうので、ニットタイやウールタイといった、シルク100%でない素材のものを合わせるのが個人的におすすめです。
ネクタイをしない代わりにポケットチーフを胸に挿すといいアクセントになりますので、ぜひ挿してください。
♦スマートカジュアルに合わせるおすすめシャツ
シャツは基本ノーネクタイということで、衿型はホリゾンタルカラー・イタリアンカラーシャツ3種類が一押しです。
素材的には普通の綿100%でもいいんですが、起毛したフランネル素材を選ぶと季節感がぐっとUPします。
カジュアル感を出すという意味でニット素材もおすすめです。
色柄的にはジャケットとの相性を考えるのがまず第一ですが、ストライプやチェック、白ではなく色物を合わせるとよりカジュアルっぽくなります。
♦スマートカジュアルに合わせるパンツについて
パンツはウールパンツがおすすめですが、綿のパンツやジーンズでもOKです。
ただしジーンズは穴のあいたダメージジーンズや色落ちの激しいジーンズはNGです。
♦スマートカジュアルに合わせるシューズについて
シューズは革靴が基本です。
秋冬のスマートカジュアルに個人的におすすめなのがスウェードのチャッカーブーツやサイドゴアブーツ。
またローファーに代表されるスリップオンタイプもおすすめです。
カチッとしたビジネススーツだとローファーは合わないですが、ジャケパンスタイルにはフィットします。
後程ご紹介するコーディネート例の大半はブーツタイプが多いです。
シューズ選びが気になる方は是非チェックしてみてください。
見た目に上品なものであればスニーカーもOK!
ただし素材はレザー使いで黒や白でスリップオンやレザーのレースアップに見えるタイプがおすすめ。
基準としてはジャケットスタイルにあわせて違和感のないスニーカーだったらOKと考えるのがいいでしょう。
♦スマートカジュアルでインナーにシャツ以外のアイテムは?
インナーにタートルネックニットやカーディガン、カットソーといったシャツ以外のアイテムを合わせるのもスマートカジュアルはありです。
これらについてはこのあとお見せする実例を交えてご説明します。
♦スマートカジュアル コーディネート例19種類
では実際にどういうアイテムを合わせたりコーディネートしたらいいのか?
どこまでカジュアルにしていいのか?を実際のコーディネート例を見ながら説明します。
=テーラードジャケット+シャツ+パンツスタイルの例=
まずはテーラードジャケット+シャツ+パンツスタイルの例から。
あまりにプレーンすぎるとどこにでもあるような例になってしまうので、少し特徴のあるコーディネート例をピックアップしました。
【ホリゾンタルカラーシャツにウールパンツの組み合わせ】
ノータイスタイルにはホリゾンタルカラーシャツがまずおすすめ、ということでチェックのホリゾンタルカラーシャツを合わせています。
シャツをチェックにするだけでカジュアル感がUP!
ジャケットにベストやニットを合わせると、いいアクセントになります。
【イタリアンカラーニットシャツにウールパンツの組み合わせ】
色物のシャツを合わせるというとブルー系とかピンク系がメジャーですが、ノーネクタイならではというところでネイビーのシャツは結構おすすめです。
ネイビーのシャツを中心としたコーディネート例がこちらになります。
このジャケットは珍しい水色ですが、グレー系のジャケットとネイビーシャツの相性もなかなかいいです。
ぜひお試しください。
【ホリゾンタルカラーのニットフランネルに白いパンツを合わせた組み合わせ】
シャツの生地を起毛したフランネルにするだけでカジュアル感・季節感ともにUPします。
白のパンツを合わせるだけで、清潔感・上品さともにUPします。おすすめです。
左側の写真は首元にアスコットタイを巻いていますが、これを巻くことでかなりエレガントに見えます。
右側の写真はネクタイをしていますが、マットなフランネルの素材感に合わせて、ウールタイをチョイスしています。
【ダブルのジャケットにジーンズを合わせたコーディネート】
先程もそうでしたが、ダブルのジャケットはエレガントかつ珍しいので、スマートカジュアルには非常におすすめです。
今回はダブルのジャケットにジーンズを合わせたコーディネート例です。
これくらいのジーンズならばあわせてOKです。
いずれもネクタイをしていますが、左はウールタイ、右はニットタイを合わせています。
基本ノータイでいいのですが、こんな感じだったらネクタイするのもありかと思います。
【赤のジャケットにチョークストライプの入ったベスト&パンツの組み合わせ】
これはなかなか真似できないとは思いますが、見ていただきたいのはシャツの合わせです。
これはスキッパータイプのイタリアンカラーシャツです。
ジャケットスタイルに主張のあるスキッパータイプのイタリアンカラーシャツは相性抜群です!
ぜひ参考にしてください。
=カジュアルなジャケットを中心としたコーディネート例=
【一枚仕立てのカジュアルジャケットを中心とした例】
両方とも同じジャケットですが、カーディガンのように羽織る感じで着用する一枚仕立てのカジュアルジャケットです。
このジャケットはジャージーウールを使用しています。
左側はオレンジ色のニットフランネル素材、右はギンガムチェックのイタリアンカラーシャツです。
よく見ないとわからないかもしれませんが、右側は首周りにスカーフを巻いてアクセントを付けています。
イタリアンカラーはスカーフやアスコットタイとの相性抜群ですので、ご興味あれば試してみてください。
また右側はワンウオッシュのスキニージーンズをあわせています。
こういうジーンズはありですので、ジーンズも積極的に活用してみてください。
【ニットを使ったコーディネート例】
これら5つはニットを使ったコーディネート例です。
ローゲージの厚手のショールカラーニットからカーディガン、Vネックまで並べて見ましたが、これらのようにジャケット代わりにニットを使うのもスマートカジュアルではありです。
参考にしてください。
【インナーにワイシャツ以外のアイテムを持ってきたコーディネート例】
今回は全てタートルネックニットにしていますが、クルーネックニットやポロシャツ、長袖Tシャツ等の上品カットソーを合わせるのもありです。
シャツ以外のアイテムを合わせるとカジュアル感がよりUPします。
Tシャツに関しては、大きいプリントが入ったカジュアル過ぎるものは避けたほうがいいでしょう。
【スーツを使ったコーディネート例】
最後にスーツを使ったコーディネート例。
スマートカジュアルは基本ジャケットスタイルで、スーツスタイルは推奨しませんが、ビジネス用のスーツではなく、一枚仕立てのカジュアルスーツにカットソーやスタンドカラーシャツを合わせるのはありです。
今回は全て黒のスニーカーを合わせてますが、このようなカジュアルスーツのコーディネートでしたらスニーカーを合わせるのもありです。
参考にしてください。
♦スマートカジュアルのコーディネートをどう使い分ければいいか?
Q: コーディネート例として、カチッとしたジャケットスタイルからゆるいカジュアルスーツのコーディネート例まで様々ご紹介いたしましたが、これらをどのように使い分けるか?
A: TPOを考えて使い分けてください。
どういうことかというと、格式が高いレストランのドレスコードがスマートカジュアルと書いてあったのでかなりゆるいカジュアルスタイルで行ったら、周りのお客様はジャケットパンツスタイルのかなりしっかりしたドレスカジュアルの方々ばかり。
こういう雰囲気で一人だけカジュアル過ぎると、浮いてしまって居心地が悪く感じてしまうことがあります。
それでもやはりわからないという場合は、お店に確認するが良いと思います。
この逆パターンでビジネスで着用するダークスーツにワイシャツ+ネクタイ、スーツ+シャツでノーネクタイも基本は避けたほうがいいでしょう。
まずダークスーツのタイドアップスタイルはインフォーマル=略礼装に当たるのでスマートカジュアルではないことが一番の理由です。
あとカジュアルに見えないですよね!
またスーツにノーネクタイはだらしないイメージを与えるので、個人的にはおすすめしません。
ただ仕事帰りにお店にいったりパーティーに参加する場合は、スーツスタイルもやむを得ないかなと思います。
平日であれば、同じようなシチェーションの方が多いでしょうから、スーツスタイルの方も多いはずです。
であるならば浮くことはないはずですので。
♦まとめ
・スマートカジュアルはジャケット+パンツスタイルが基本
・無難なコーデはジャケット+シャツ+パンツ+革靴(ネクタイはあってもなくてもいい)
・パンツはウールパンツがおすすめ。ただし白いパンツやジーンズもおすすめ。
(色落ちの激しいものやダメージジーンズはNG)
・シューズは革靴が基本。ただし見た目に上品であればスニーカーもOK。
・シャツの代わりにニットやカットソーを合わせるのもあり。
・スマートカジュアルはTPOを考えて使い分ける。
♦関連商品・動画紹介
⇒ ニットタイ
⇒ ウールタイ