2020.07.13 / 徹底比較!春夏ワイシャツ6種類 PART2「生地の薄さ・ソフト感・通気性」
ozieで扱っているワイシャツ用春夏素材6種類(リネン100%/からみ織り/クールマックス/アイスコットン/クールマックス・スーパードライ/ニット生地)徹底比較 全3回のうちの2回目!
今回は生地の薄さ・透け感、着用した時の軽さ・ソフト感、通気性について徹底比較してみました。
♦動画目次
00:00 はじめに
00:57 着用時の軽さ・ソフト感
05:20 生地の透け感、厚さについて
09:03 通気性について
11:41 次回予告
はじめに
前回の動画では、乾き、しわの程度についてお話しましたが、引き続きワイシャツ用春夏素材徹底比較です。
今回は3種類着用したときの
・生地の薄さ・透け感
・軽さ・ソフト感
・通気性
について同じ条件下でテストしてみました。
どのようなシャツをテストしているかというのは、1回目のいちばん最初にお伝えしています。
もしこの動画から見られた方は、そちらも合わせてご覧いただけるとよりわかりやすいかと思います。
着用時の軽さ・ソフト感
まずはじめにご紹介するのは、着用したときの軽さ・ソフト感です。
柔らかなものが良いのか、ハリがある方がいいのか?
春夏素材だとハリがある方が良い部分もありますが、柔らかいものがお好みの方もいらっしゃると思うので、軽さとソフト感に着目しテストしました。
◎着用日条件
気温27度
湿度61%
風速3m
この環境下、室内での着用で感じた印象です。
風はあまり関係ないんですが一応記載しました。
今回はすべて素肌で長袖シャツを着用してのテスト結果です。
世の中的にはシャツの下にはインナーをお召しになる方が多いと思いますが、素肌で着てみないとやわらかさなど感覚的な部分がわからないので、あえて素肌での着用で感じたことをお伝えしていきます。
①麻シャツ
麻100%は着た感じサラッとしていて軽いです。
ただ生地がベタッと張り付かないように元々線維が硬い生地なんですね。
そのためソフト感は全くなく、ハリが強いです。
これが清涼感をもたらす一つのコツで、シャリ感というんですが、そこを楽しんでいただければと思います。
②からみ織
着た感じシャリ感があって涼感を感じます。
メッシュ状になっているので肌にベタッと張り付かないということです。
ベタッと張り付かない分隙間が開いた感じになり、ちょっと涼しさを感じるんです。
さらにメッシュ状になっていて風が吹いたらそこに風が通るようになるので、非常に涼し気になるんですね。
室内で着てることを考えてもかなり涼感があります。
やや硬めなんですが、そもそもからみ織りは糸をたくさん使用します。
メッシュ状になってるので隙間があって目が粗いですが、かなりずっしりしています。
硬めでどっちかというとこの中では重めです。それが逆に涼感を感じる一つの特徴でもあるので、そういう生地としてご認識いただきたいです。
③クールマックス(シャツ生地・形態安定
ギンガムチェックのブロード素材のものを着用してのテストです。
平織りのシャツでデコボコしてない生地のものを着用しましたが、着た感じはブロードのシャツそのものの着心地ですね。
特に着た感じが涼しくなるとかっていう素材ではありません。
そういう意味では着た感じは普通のシャツと全く一緒です。
④アイスコットン
着た感じはシャリ感があって涼感を感じます。
アイスコットンの特徴である撚った(ねじった)糸を使っています。
1本の糸よりも撚った糸の方が肌に触れる面積が少なくなります。
シャリ感が出て硬さを出しているんですけど、それがあってやっぱり涼感があります。
接触冷感素材で着たときにちょっとひんやりすると言われているくらいなので、やはり涼感を感じ涼しかったです。
からみ織りよりは軽く柔らかいですが、やや。からみ織りは意図をいっぱい使っているんで、アイスコットンはからみ織りほど糸を使ってないです。同じ面積で糸を使っているのが少ないので、やや硬いけどもからみ織りほどではないです。軽さもからみ織りよりは軽いです。なので意外にアイスコットンもコスパがいいかなというふうに思います。
③クールマックススーパードライ
ポリエステル100%で柔らかい素材感ですね。
こちらテロッとしてるくらいの感じですごくソフトです。
ポリエステル100%自体結構軽いので、軽さは2番目とご紹介してありますが、麻の次に軽いです。
柔らかいシャツがお好きな方にはこれは非常に良い生地かと思います。
④ニットシャツ
このニット生地はヘリンボーンというものなんですが、さらっとしていてソフトです。
ニット生地自体やわらかくクールマックススーパードライの次に柔らかいですね。
シャツを着るというよりTシャツを着用する感覚です。
好みになるのでどれが絶対にいい!ということではありませんが、ご自身で着用されていて軽いのがいいのか柔らかいのがいいのか、ご判断いただく際の参考にしていただけたらなと思います。
生地の透け感、厚さについて
生地の透け感、薄い厚いっていうのは結構気にされる方が多いです。
ここについては、下着を着ている方は明らかに着ているのがわかるとかっこよくないよねっていうご相談をいただきます。
また、素肌で着る方がいれば、乳首が透けるかどうか気になる方も多いです。
ということで生地の薄さとか透け感っていう部分にも着目してみました。
◎条件
着用はすべて白シャツ
ベージュの下着着用or素肌の2種類でのテスト
薄さがわかりやすいのは白シャツなので、全部白シャツを着ました。
色柄物ものはそもそもが透けにくいです。
次は、ベージュの下着を着用時と素肌に着用時の写真を並べてその透け具合を比較するというテストになっています。
1個ずつ写真を撮影し2枚ずつ出しているので、着用している写真とそうじゃない写真を比較してみてください。
※室内でのテストとなります。
①麻
麻100%です。
写真で見るとそうでもないかもしれないですけど、感覚ではもう当然のことながら一番薄いです。
透け感があります。
凹凸はないので仕方がないですね。
ジャケット用の麻などは厚いですが、シャツ用の麻で厚みが出てしまうと本当に厚くなって着られなくなってしまいます。
そのため薄くて透けます。
ただ、ベージュの下着を着たらそんなに透け感ないんじゃないかなと思います。
全部に共通することですが、ベージュの下着は本当透けなくていいです。
下着を着るときはベージュの下着を着たら透け感はほぼなくなるということで、選んでいただければ、あんまり透け感は正直気にしなくてもいいんじゃないかなということは最初にお伝えはしておきます。
②からみ織
メッシュ状なの少し目がく、正直に言うと少々隙間があります。
ただ、隙間がある中でもなるべく目を詰めて、隙間を少なくするように生地を作っているので、薄い感じはしないです。
透け感も意外にないように思います。
私は素肌で着ていますが、、個人的には気にならない程度です。
③クールマックス
シャツ生地・形態安定です。
生地の種類、織柄が入ってるか入ってないかでも全然変わりますね。
今回着たシャツに関してはドビー、織柄が入っていて普通かなという感じです。
④アイスコットン
これは意外に透けづらかったです。どちらかといえばで透けづらい方とテスト結果には書いてあります。
そういう意味ではおすすめです。
⑤クールマックススーパードライ
これは◎ですね。
ポリエステル100%なので透け感はあまりないです。
今回テストしている中でかなり透け感が少ない方です。
透けない方がいいということであればクールマックススーパードライ結構おすすめです。
⑥ニットシャツ
今回着用しているヘリンボーン生地は結構しっかりしてます。
当然透け感は少ないです。
柳田もこのシャツを素肌でよく着てますが、素肌で見ても生地の透け感は少ないんじゃないかなと思います。
下着を着ている方はあまり透け感がないと思いますが、下着を着てない方は乳首の透け具合をよく見ていただくと、ポケットない方で比較していただくと薄さがわかりやすいです。
通気性について
第二弾の最後は通気性です。
風通しが良いのか?というテストになります。
◎条件
晴れ
気温27度
湿度61%
風速3m
この条件の中20分早歩きで外を歩いた際の通気性の比較です。
素肌でないと通気性がわからないので、こちらもインナーシャツの着用はなしでやってみました。
①麻、からみ織
麻100%とからみ織りは、風が吹くと抜けるように通気性がいいです。
麻100%は生地が薄いですし、からみ織りはメッシュ状になっていて目が粗いので、風がすごい通ります。
そのため風が吹いたらすごく気持ちいいです。
そういう意味でも通気性はこの2つが本当に最高です。
②クールマックス
シャツ生地・形態安定ですね。
まったくもって普通のシャツと同じです。
クールマックスは吸湿速乾性生地なんですが、特段通気性がいいというわけではないんですね。
そのため変化はあまり見られず全く普通のシャツと同じということでご認識いただいていいのではないかと思います。
③アイスコットン
強撚糸で目が甘かったり凸凹している生地のものが多いです。
※組織によって変わります
これは通気性が良かったですね。
通気性が良い、と謡ったシャツではないんですけど満足感がありました。
からみ織と比較した場合は多少劣る部分があるのかなということで、◎にはしませんでした。
④クールマックススーパードライ
ポリエステル100%なんですがこれは意外といい。
予想以上でした。
どういうことかというと、ポリエステル100%っていのは通気性が悪いとされています。
そういった背景もあり、これが一番通気性悪いんだろうなと予想をたてて歩いたら、意外に良かったです。
これは着てみなきゃわからない部分で意外でしたが、予想以上でした。
なのでポリ100%は通気性が悪いというイメージを持ちの方多いかもしれませんが、このスーパードライに関しては非常に通気性良いです。
ただし麻やからみ織りと比べるとちょっと劣るので〇です。
⑤ニットシャツ
Tシャツを着用している感じの通気性です。
Tシャツ自体そもそも通気性がいいかと問われると、そうでもないですよね。
ニット生地でベタッとしている感じですし、麻100%やからみ織りに比べると快適な通気性ではないです。
ただ別に普通にTシャツ着てる感じと一緒なので、心地よさはありますね。
通気性についてはこのような感じでお考えいただければわかりやすいです。
本当に麻100%とからみ織は別格でした。
次回予告
ということで、今回は軽さ、透け感、通気性の3点のテスト結果をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
次回は第3回目。最終回になります。
新たに3つほどテストしていますので、結果をご紹介できればと思います。
ぜひ続けてのご視聴をお願いいたします。
♦関連ページ
▼麻リネンの商品ページ一覧
https://www.ozie.co.jp/c/mens-shirts/mens-material/linen
▼からみ織りの商品ページ一覧
https://www.ozie.co.jp/c/mens-shirts/mens-material/linen
▼アイスコットンの商品ページ一覧
https://www.ozie.co.jp/c/mens-shirts/mens-material/ice-cotton
▼クールマックスの商品ページ一覧
https://www.ozie.co.jp/c/mens-shirts/mens-material/coolmax
▼ニットシャツの商品ページ一覧
https://www.ozie.co.jp/c/mens-shirts/mens-material/knit-shirts
▼徹底比較!春夏ワイシャツ6種類 PART1「洗濯後の速乾性とシワ」
▼徹底比較!春夏ワイシャツ6種類 PART3「汗をかいたときの快適度と速乾性」「総合評価」