2020.04.05 / ネクタイを使ったビジネスカジュアル~春夏編|シャツの専門店 ozie
皆さんこんにちは。
本日は、ネクタイを使ったビジネスカジュアル~春夏編をテーマにお話しします。
ネクタイの特徴などを絡めてお話していきます。
2019年頃から、オフィスウェア軽装化が顕著になってきました。
男性に限っては、ビジネスウェア、オフィスウェアのような仕事着の際に、ネクタイなしでOK!という会社が増えてきました。
大手の銀行等でも、クールビズに限らず、年間を通してネクタイなしで出勤してもOKで、なおかつお客様先へ訪問の際にもネクタイなしでOKという流れになってきています。
大手の銀行等でこのような流れになってきている事を考えれば、世の中的にはよりネクタイなしでOKといったようなビジネスウェア、オフィスウェアの軽装化が進んできていることが予想されます。
ノーネクタイは非常に楽であり、ネクタイを結ぶひと手間が減り、コーディネートも簡単なので、ビジネスマンの方々からすると非常に楽でいいのかもしれません。
しかし、ノーネクタイの難点は、華やかさに欠ける点です。
ネクタイを外すことにより、引き算でコーディネートすることになるので、コーディネートが寂しくなりがちです。
ならばやはり、ビジネスウェア、オフィスウェアの軽装化といえどネクタイがあった方がコーディネートのポインとなるので、ネクタイは加えたい。
そうなった時に、いわゆる通常の光沢感のあるシルクのネクタイをしてらっしゃる方が圧倒的に多いと思います。
素材としてはシルク100%、もしくはポリエステル100%のしわが出来づらい・お手入れがしやすいものが一般的に多いかと思います。
そこを少々目先を変えて、季節に合った特別感のある素材のネクタイで、ビジネスカジュアルコーディネートを完成させてみましょう、といったテーマが今回の主題となります。
他人と差別化も図れ、なおかつネクタイを締めていてもカジュアル要素を取り入れられる提案をしてみたいと思います。
目次
春夏ビジカジコーデおススメネクタイ
①ニットタイ
そのまず一つが、こちらのニットタイです。
オジエで取り扱っているようなシルク100%を編んでるもの、また他社様ではポリエステル100%の生地を織り込んでいるものもあるようですが、生地を編み込んでいるのがニットタイです。
ざっくり感が特徴です。
ニットタイのもう一つの特徴は、剣先がまっすぐになっていることです。
普通のネクタイは剣先がありますが、ニットタイは剣先がまっすぐストレートにカットされていることで非常にカジュアル感が出ます。
ざっくり感と剣先がないことにより、ニットタイを着用することで非常にカジュアル感を演出できます。
柄もポイントです。
斜めのレジメンタルは通常のネクタイに多く、ビジネス感が強く出ますが、横に線が入ったボーダータイプも結構多く作っています。レジメンタルやストライプよりカジュアル感が強くなり、差別化できます。
ビジネスではニットタイ着用の機会はあまりないかと思いますが、昨今オジエでは、柄的にも非常にカジュアルであるということから、こちらのニットタイがとても人気です。
ボーダーだけでなく、もちろん無地のご用意もあります。
無地のネクタイはとくに合わせやすいのが特徴です。
ビジネススタイルでありながらカジュアルにコーディネートするには非常にうってつけのネクタイ、それがニットタイです。
無地を中心にボーダー等もあるので、それらを中心にカジュアルにコーディネートするのがポイントとなります。
【ニットタイ~コーディネート例~】
ネイビーのスーツ×ニットタイ×スニーカーを合わせたコーディネートです。
足元はナイキのナイロンコルテッツ、スニーカーを合わせました。
上半身だけ見ると普通のビジネススタイルですが、足元含めて見るとかなりビジネスカジュアル的な要素が入ります。
こちらのコーディネートに、ニットタイを使用しています。
スーツの生地は、コットンでしぼがある生地、シアサッカー素材です。
そこにニットタイを合わせるのとこのようにビジネスカジュアル感が演出できます。
スニーカーを合わせてドレスダウンしているというのがこのコーディネートの肝です。
ネクタイをしつつも、ざっくり感が特徴のニットタイを着用することで非常にカジュアルな仕上がりになります。
カラーと柄は、ネイビー無地です。
オジエでは、よくネイビー無地のネクタイをお勧めしておりますが、ニットタイのネイビー無地であればこれだけカジュアルに仕上がります。
スーツ×ニットタイでかなりカジュアルな仕上がりになるという一例でした。
過去にニットタイ特集でニットタイについてお話もしたことがあります。
そちらではより少したくさんのコーディネート例を紹介しておりますので、ページ下部よりご覧くださいませ。
②フレスコタイ
ニットタイは少しカジュアルすぎるという場合は、フレスコタイがおすすめです。
一見何の変哲もないネクタイに見えると思いますが、実はよく見ると生地がメッシュ状になっています。
シルクをメッシュ状に編みこんだネクタイです。
ただ、先ほどのニット生地と違い、シルクをしっかりと編み込んで生地にしているので、かなり薄いです。
そしてシャリ感があり、とても軽いです。
ネクタイを結んでいて肩が凝る方はあまりいらっしゃらないと思いますが、窮屈感のようなものは軽減されるかなと思います。
春夏で汗ばむ中、少しでも負担を軽減しつつネクタイは結びたいという方にはこのネクタイは非常にいいと思います。
ニットタイに似た感じですが、ニットタイは生地がやわらかいので、全体的に柔らかい印象で剣先もカチッとはしておらず、どちらかというとざっくりふわっとした感じになります。
しかし、このフレスコタイは張りがあるので、剣先もしっかりできています。
メッシュ状で通気性も非常に良く、シャリ感があって、軽い、というところが、春夏に非常に適しており、ニットタイのようにざっくり感があったほうが良いが、剣先もしっかりとあったほうがいいという方に、非常におススメのネクタイです。
痒い所に手が届く的なネクタイがこのフレスコタイです。
ニットタイより少々ビジネス寄り、という位置づけで考えて頂いてOKかと思います。
主に春夏用として市場には出回りますが、年間通して身に着けても全く問題ないネクタイです。
【フレスコタイ~コーディネート例~】
ベージュのスーツ×ギンガムチェック×エンジのフレスコタイを合わせたコーディネートです。
ニットタイより光沢感があるのが特徴です。
ざっくりはしているものの、エレガントであるといった感じです。
こちらもスーツ着用かつ全体的な色のトーンによってエレガントに見えるかも知れませんが、足元は素足でローファーを履いたりすることで、よく見てみるとカジュアルな組み合わせ、というところがポイントです。
こちらのエンジのフレスコタイは現在取り扱いが無い商品ですが、エンジではなく、ネイビーやブルー系のフレスコタイもとても相性が良いと思います。
オジエでは、無地やレジメンタルのフレスコタイの取り扱いがありますので、こちらも非常にビジネスカジュアルにおすすめです。
③リネンタイ
最後は麻混のネクタイです。
麻が入ったネクタイです。
麻といえば春夏の代表的な素材で、よく見ていただくと麻っぽい節、麻特有の節が入っているのが特徴です。
見た目に清涼感があり、春夏に非常に最適なネクタイです。
逆に、秋冬には少々清涼感がありすぎるので、秋冬は不向きかと思います。
シルク100%のような光沢感はなく、マットな質感です。
そこがまた春夏にぴったり合います。
特にこちら、デニムのようなインディゴ風のネイビーなので、ネイビーの無地のネクタイでも差別化してお召いただけるかなと思います。
ネイビースーツにこの無地のデニム風のネクタイを結ぶとかなりカジュアル仕様になりますので、こちらもおすすめです。
【リネンタイ~コーディネート例~】
ネイビーのジャケット×レジメンタルの明るいカラーのリネンタイを合わせたコーディネートです。
こちらのリネンタイも現在取り扱いが無い商品ですが、素材感とアイテムの合わせ方を参考にして頂ければと思います。
Vゾーンの拡大写真で見ると、ざっくり感が分かると思います。
ネクタイも含め、スーツの生地なども、遠目から見たら普通、しかし近づくとその素材感が分かる、というのは非常に上品に思います。
そして個人的にとてもおしゃれだなと感じます。
この麻混のネクタイはまさにそのような商品です。
遠目から見たらあまり主張しないけれど、近づくと麻の節が分かります。
麻混のネクタイは珍しく、あまり着用している方を見かけないのですが、アイテムに差をつけるといったときには、季節感もあり、非常にいいかなと思います。
まとめ
明確なクールビズ期間は廃止されましたが、クールビスというと、とかくネクタイが抜けがち、さらに今は通年クールビズのような感じになりました。
ネクタイしなくてもOKという会社が増えていますが、春夏時期にネクタイで差別化をし、ネクタイを結ぶことでカジュアルを表現することが、他の人とビジネスコーディネートの差別化を図る手立てになると思います。
春夏は完全ノーネクタイスタイルで!というのももちろん良いのですが、逆に、引き算より足し算という発想で、ニットタイ、フレスコタイ、麻混ネクタイを身に着けて頂く事をおすすめします。
タイドアップ(ネクタイあり)の方が、例えば、急な来客やお客様先訪問等にも対応できるので、損はしないと思います。
是非一度「タイドアップ(ネクタイあり)でオフィスカジュアル」にチャレンジしていただければという風に思います。
ありがとうございました。
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