2020.07.22 / シャツの洗濯の仕方について―家庭用洗濯機による簡単お手入れ方法
「洗濯機を使ったワイシャツのお手入れ方法について」
今回は簡単で短時間ででき、しわができにくい洗濯の仕方をご紹介します。
日々のお洗濯を無理なくしっかりとやり、後に頑固な汚れに手間がかからないようにしましょう。
目次
♦簡単お手入れの秘訣
オジエで取り扱っているワイシャツは、全て洗濯機で洗っていただいて大丈夫です(^^)/
洗濯機の方がクリーニングよりも傷みづらいですし、縮みも発生しにくいので長持ちします。
ですが・・・
まぁ~毎日付け置きしてシミや汚れ対策なんてできないですよね~^^;
そこで、オジエの提案する秘訣はこれです☆彡
『着たものはすぐ洗う!』
毎日、着用したシャツを当日または翌朝、早めに洗濯機にかければ基本的には普通の汚れなら落ちます。
2日など空けないことが大事です!
これで漬け置きなどしなくても大丈夫なはずです。
そして、汚れが目立ってきた時は、時間に余裕のある週末にでも漬け置き洗いをしましょう♪
直ぐに洗う!なんて当たり前のように感じますが・・・
実際にそのようにされている方はどれだけいらっしゃるでしょうか?!
数日分の着用シャツを溜めて洗濯していませんか?
着用後洗濯まで間をあけてしまうと、水分が飛んで油分だけが残り汚れが落ちづらくなります。
しみついた汚れは落とすのに手間がかかりますよね~。
さらに、汗をかく時期は着用済みシャツを放置しておくと・・・
菌が増殖して汗のにおいが悪臭に変わります!!(*_*)
要注意です!
とある番組で個人クリーニング店のシミ取りにこだわりを持たれている店長さんが出演されていました。
その方曰く、シャツなどを白くする洗剤には粉末のトップが一番おススメであるとのことでした。
液体であれば、やはりトップのナノックスだそうです。
(オジエで落ち具合を検証したわけではございません。個人の判断にてお試し下さい。)
♦洗濯前の心得1:洗濯絵表示を確認しましょう
洗濯する前に確認して頂きたいのが ”洗濯絵表示” です。
現在は国際規格の絵表示になっており以前の日本のみの規格と異なっています。
場所はシャツの内側、横の部分などに縫い付けられています。
注意点1 )シャツ生地の場合は40度以下の水温で洗う
高温で洗うと汚れは落ちやすくなりますが、縮みが激しくなる可能性があります。
ご家庭の洗濯では水が多いと思いますが、温水洗浄洗濯機は注意が必要です。
注意点2 )家庭用乾燥機はシャツにご使用にならないでください。
縮みや生地の傷みの原因になります。
絵表示の内容についてはオジエの基礎知識ページを参考になさってください。
洗濯絵表示について
┗ https://www.ozie.co.jp/base/laundry-symbol.html
♦洗濯前の心得2:カラーキーパーは外す
衿に取り外し式カラーキーパー(衿の形を保つプラスティック)が付いているものがあります。
簡単に取り外せますので必ず抜いてから洗濯しましょう。
洗濯してる間に抜けて紛失してしまう可能性があります。
クリーニングに出す時も同じです。
オジエではカラーキーパー単体での販売は行っておりません。
紛失にはお気を付けください。
♦洗濯前の心得3:洗濯ネットを使いましょう
洗濯後のアイロンがけを楽にしたい(しわをできるだけ減らしたい)場合は、洗濯ネットをご使用ください。
シャツを畳み洗濯ネットに入れましょう。
しわができる一番の原因は、洗濯時に他の洗濯物と絡んでしまう事!
なので洗濯ネットを使用し絡まないようにしましょう。
それだけでだいぶしわ改善になります。
今まで使用されていない方は、洗濯ネット効果は思った以上にありますよ^^
洗濯ネットには種類があります。
” 目が粗いネット ” と ” 目が細かいネット ”
ワイシャツ用洗濯ネットのおすすめは目が粗いネットです。
目が粗いネットは水の通りが良いので良く洗えるのがポイントです。
ただし、他の衣類の糸くずが入ってきて付着しやすいという点もあります。
それでも、ワイシャツ生地はTシャツなどと比べると糸くずが付きづらいので目の粗いネットをおすすめします。
オジエが取り扱うシャツの中で、目が細かい洗濯ネット使用をお勧めするものは「ニットシャツ」です。
目が細かいものは穴が小さいので水は通りづらくなりますが糸くずは入ってこないですね。
ニット生地はTシャツと一緒なので糸くずがくっつきやすい部分はあります。
なのでニットシャツを洗って糸くずが付いたという場合は、細かい目の洗濯ネットをお使いいただければいいと思います。
もし汚れがひどい場合は、洗濯ネットに入れる際にシャツを裏返して畳んで入れましょう。
シャツを着て肌に触れる部分は裏側になり、裏側に汚れ(皮脂の汚れや汗)が付着することが多いからです。
でも経験上、裏返してネットに入れるのは意外と面倒^^;
なので普段は裏返さずにそのままでいいと思います。
★洗濯ネットに畳んで入れるときのコツ★
ボタンを全部閉じてネットに入れる!
ボタンを留めたほうがよりシャツがネットの中で動きづらいので良いかと思います。
しかし、これもまた毎日となると手間なので、
くしゃくしゃにならないように軽く畳んでネットに入れればそれでよいと思います。
洗濯ネットは100均で購入可能です(^^)
サイズがありますが、シャツが1~2着ほど入る大きさをお選びください。
大きすぎる、小さすぎるなどでサイズが合わないネットは絡みやシワの原因になります。
しわをできるだけ作りたくない、アイロンがけを楽にしたいという方はネットを使用するだけでだいぶ違うと思いますよ(^O^)/
♦脱水時間は短く
シャツのお手入れを楽にするポイントは、脱水時間を短くすること!
シャツに最適な脱水時間は、15~30秒
昔の洗濯機だと秒数を選べたのですが、最近の洗濯機は15~30秒など選べるモードがありません。
洗濯機の前に張り付いているわけにもいきませんので、モードの中にある一番短い1分程度のものをお選びください。
他の洗濯物もある場合、通常ですと9分くらいのモードになってしまうかと思います。
1分程度で脱水すれば洗濯機の中でしわができずらいですし、生地も傷みづらいです。
シャツは比較的水はけがいいので1分程度でもだいぶ水がはけます。
また、シャツは湿っているぐらいの方が水の重みでシワが伸びます。
脱水をかけすぎると水の重みがなくなりしわが伸びづらくなります。
最近は、シワが伸びる洗剤や柔軟剤も販売されています。
私は使用したことがありませんが、機能的な商品は一度は試してみてもいいかもしれませ。
♦干し方のポイント
洗濯物の干し方のポイントは、
脱水が終わったらできるだけ早く洗濯機から取り出してしわを伸ばすこと!
湿った状態で洗濯機の中に放置すると逆にしわができてしまいます。
これはシャツに限らず度の洗濯物にも共通することです。
★干し方のポイント★
①しわを伸ばして干す(シャツを上下に振りさばいて)
②少し厚めのハンガーを使うこと。ワイヤーハンガーはNG。
(肩の部分にハンガーの跡や線が付きづらくなります。写真のシャツハンガーは幅1.5cmあります。)
③風通しの良いところに干す
干し方に関しましても、
洗濯絵表示に干し方マークが表示されていますので事前にご確認ください。
外干しを望まれない方は、
室内干しの際に、風通しを良くするためにサーキュレーターがおすすめです。
最近のサーキュレータは洗濯モードが付いているものもあります。
室内干しの臭いが気になる方もいると思いますが、臭いは雑菌なのでサーキュレータなどを使用して早く乾かし雑菌の繁殖を抑えましょう。
サーキュレーターや扇風機などをご使用にならない場合は、
わずかながらではありますが、洗濯物を干している下に新聞紙や紙を敷くのもおすすめです。
新聞紙が洗濯物の湿気を吸ってくれ乾きが多少早くなります。
♦まとめ
ここまでご紹介してきた全体を流れでやっていただけば、
汚れが蓄積されひどくなり、後に手間のかかるお手入れが必要になる回数は減ると思います。
また、しわについても軽減されると思います。
家庭用洗濯の方がシャツは傷みづらいですし縮みも発生しづらいです。
しかしながら、時々クリーニングをご使用いただくなど、生活スタイルに合うメルハリのあるお洗濯方法をお選びください。
着け置きや時間をかけてシミをとるお手入れ方法はホームページでご紹介しておりますので参考になさってください。
ワイシャツの衿/襟汚れ、袖汚れの落とし方・お手入れ方法
┗ https://www.ozie.co.jp/base/stain.html
♦まとめ動画
ご紹介した内容はこちらの動画でご覧いただけます。