2018.10.11 / ワイシャツの衿・そで汚れの落とし方
シャツの衿や袖の黒ずみ、汗の黄ばみ、気になりますよね!
体が密着して擦れ、特に皮脂汚れが目立ちやすい箇所です。
汚れてしまったからお気に入りの白シャツを仕方なく捨ててしまった!という経験はありませんか?
お気に入りのシャツを長く着用するための、ご自宅での汚れ落とし、お手入れ方法をご紹介します。
衿、袖の黒ずみ・黄ばみ汚れ
こんな光景見かけませんか?
汗ばむ季節が過ぎて気が付いたら・・・汚れや黄ばみ。
これらの汚れは定期的なお手入れなどで汚れを落としたり軽減することができます。
ポイントは頑固な汚れになる前にお手入れすること!
白シャツは特に汚れが目立ちやすいのでこまめにお手入れをしましょう!
上記のような黄ばみや汚れも下の写真の様に、こんなにきれいにすることができます(^^)/
これは実際にこれからご紹介するお手入れ方法にて私が自宅で洗ったシャツです。
(汚れの落ち具合には差がありますのでお了承下さい)
ご用意いただくもの
・食器用洗剤(軽い汚れ・日々のケアに)
・セスキ炭酸ソーダ(頑固な汚れに)
・ウタマロリキッド(頑固な汚れに/色柄物にも使用可能)
・ウタマロ石鹸(頑固な汚れに※漂白効果があるため色柄物使用不可/除菌・消臭効果あり)
・酸素系漂白剤(頑固な汚れに)
・柔らかい毛先のブラシ
・40~50度程のぬるま湯または水
上記すべてをご用意いただく必要はございません。汚れの度合いによりご用意ください。
セスキ炭酸ソーダは取り扱い表示にある適量を水に溶かします。お好みでスプレーボトルに入れてください。
■ご注意点■
※「ウタマロ石鹸」は白以外にはご使用にならないで下さい!!蛍光増白剤が配合されており色柄物は色落ちする可能性がございます。
※初めてご使用になる洗剤商品は、必ずシャツの目立たない部分に少量お試しになってからご使用ください。
以下は参考商品となります。
市販のセスキ炭酸ソーダは他にも種類がございますのでお好みのものをお選びください。
通常洗濯前のお手入れ
1.汚れの部分を水またはぬるま湯(40度~50度程)に浸します。
(ぬるま湯の方が皮脂汚れがより落ちやすくなります)
2.汚れの部分に洗剤を塗布、または石鹸を塗ります。
(※洗剤の塗り過ぎは反ってシミの原因になることもあるので気を付けましょう)
3.汚れ部分を手でもみ洗い、またはブラシなどで優しく擦る。
中性洗剤は、もみ洗いの後に軽く洗い流します。
(※ブラシは素材を傷つけないように毛先が柔らかいのもをご使用ください)
4.さらに汚れがひどい場合は、3番の後にシャツ全体を酸素系漂白剤につけ置く
浮いた油汚れに漂白剤が浸透しより汚れが落ちます。
■ご注意点■
※塩素系漂白剤はご使用にならないで下さい
※色柄物にはご使用にならないで下さい
※白シャツでもリボンや、パイピングなど部分的に色が使用されている物は色落ち・色移りの原因になりますのでご使用にならないで下さい
5. 1~4以外の方法としてお好みで、頑固な汚れはセスキ炭酸ソーダを使用して部分洗い。
取り扱いにある適量を水に溶かします。おおよそ水500mlあたり5g。(濃度はお好みで調整してください。)
セスキ炭酸ソーダを直接塗布、またはセスキ炭酸ソーダを溶かした水を汚れた部分に吹きかけて軽くもみ置いた後に洗濯。
セスキ炭酸ソーダを溶かした水またはぬるま湯にシャツ全体をつけ置いた後に洗濯という方法もあります。
■ご注意点■
※セスキソーダはぬめりがあります。敏感肌の方やぬめりが気になる方は手袋をご使用ください
※色柄物にはご使用にならないで下さい
※白シャツでもリボンや、パイピングなど部分的に色が使用されている物は色落ち・色移りの原因になりますのでご使用にならないで下さい
洗濯機へ
1.シャツは裏返しに畳み、洗濯ネットに入れて洗濯機へ。
洗濯ネットに入れると、他の洗濯物との絡まりによる変形や生地の損傷を防止できます。
裏返して畳んでいただければ完璧ですが、これも手間がかかりますので軽く畳んでネットに入れていただくだけでもだいぶシャツの傷み方が変わります。
(※衿裏に取り外し式のキーパーが入っているシャツは、紛失防止のためキーパーを外して保管してください。洗濯後に装着。)
2.脱水は短めの30秒ほど。終わったら放置せず直ぐに取り出す。
注)脱水のし過ぎはシャツにしわが残りやすくなりますので短めに。水分が適度にシャツに残っている状態の方がしわが残りづらくなります。
3.形を整えシワを伸ばしてハンガーに干す
注)ハンガーはできるだけ肩幅のサイズに合ったもの、また肩に厚みのあるものをご使用ください。
ハンガーサイズがあっていないとシワが付きやすくなります。
なかなかお手入れの時間が取れない方へ
日々の忙しさからなかなかお手入れの時間が取れないという方は、
着用前に衿裏や汚れやすい部分に、アイロンをかける際に使用するスプレー式糊をかけておくことをお勧めします。
仕上がりはパリッとしますが、汚れが直接生地に付着するのを防いでくれます。
付着した汚れはそのまま糊とともに洗濯した際に落ちます。
まとめ
日々のお手入れは手間がかかります。
しかし、再購入できないお気に入りのシャツなどを長く着用いただくためにも、日々の汚れ落としは定期的に行いましょう。
頑固な汚れを落とすのは、さらに時間も手間もかかります。落ちないこともあるでしょう。
大切なシャツの汚れは、見え始める前からお手入れを定期的にすることが大事です。
汗をかく時期は髪の毛からも汗がシャツに落ち染み込みます。
整髪料なども汚れの原因になりますので気を付けましょう。
今回ご紹介した商品は全て市販されております。
その他沢山の市販品もございます。
色々と試して汚れの質やご自身のライフスタイルに合った汚れ落としを見つけてください。
新しいものを試される際には、必ずシャツの目立たない部分に少量試してからご使用下さい。
説明が長くなりましたが・・・・
同じ記事をオジエの基礎知識ページでもご案内しております。
是非ご活用ください^^
Lワイシャツの衿、袖汚れの落とし方・お手入れ方法