2017.07.04 / シャツの着こなし・コーディネート│ozie【ニット素材使用アイテムを多用した、春夏にぴったりのスマートカジュアル】
※今回着用した商品詳細は巻末に掲載しております。
恥ずかしい話なんですが、私知りませんでした。
【スマートカジュアル】というキーワード。
ドレスコードの一種だそうです。
海外出張先で行くレストランにドレスコードがあって、書いてあったのが【スマートカジュアル】でした。
私、前職のバーニーズニューヨークで販売をしていた際、メンズのフォーマルをかなり長い間担当したのですが、それでも知りませんでした。
最近出来たキーワードかな?いつごろからあるんだろう?と疑問をもって調べてみたら、ウィキペディアに書いてありました。
1924年、アメリカの新聞に用いられたのが始まりだそうです。
弊社の創業がまったく同じの1924年。
なんと大正時代から使われているドレスコードだそうです。
本当に恥ずかしい限りです。
で、【スマートカジュアル】とはどんなコーディネートなんでしょうか?
ウィキペディアに各国を代表するメディアやメーカーの見解が載っていますので、ご興味あればご覧いただければと思いますが、私が読んだ上でどう思ったかというと、フォーマルすぎず上品なジャケットスタイルのコーディネート、ということのようです。
ちょっとしたレストランやホテルはドレスコードが【スマートカジュアル】のところが多いです。
▼出典元 ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/
すごく抽象的なので、わかりづらいですよね。
具体的に言うと、
【ジャケット+(長袖)ワイシャツ+スラックス+革靴】
というコーディネートをしていればほぼ間違いないといったところです。
ウィキペディアに載っているメーカーやメディアの立ち位置で、ビジネスシーンのようにカチッとしすぎてはだめとか、ジーンズがだめとかいいとか、チノパンはOK、TシャツはNG(これはほぼ確定かと)、ネクタイはあったほうがいいとか無くてもいいとかetcetcいろいろ書いてあります。
私が思うに清潔感あって上品であれば、ネクタイはいらない印象ですし、ジーンズも場所やお店によってはOkという感じでしょうか?
海外でジャケットを着用できないくらい暑い国であれば、ワイシャツ+スラックスでいいような印象も受けました。
ここはTPOを見極めてコーディネートする能力が求められるかと思います。
(ドレスコードでスマートカジュアル指定の場合、不安な方はレストランや主催者に確認していただくことをお勧めします。)
ということで、非常にあいまいでわかりづらいドレスコード【スマートカジュアル】。
私が思うスマートカジュアルを、さまざまなアイテムを織り交ぜながら、今後数回にかけてご紹介していこうと思います。
今回は正統派ジャケットスタイルのスマートカジュアルをご紹介します。
こんな感じです。
目次
1. ジャケット=ジャージーコットンの段帰り3つボタン
ニット素材の一つ=ジャージーコットンを使用した、ネイビーの段返り3つボタンジャケット。
リングヂャケット製のジャケットです。
このジャケットの特徴はなんと言っても使用している素材=ジャージーコットンにあります。
生地がしっかりしていながら、伸縮性に優れ、着心地抜群。
真夏は暑いですが、春や秋には最適な厚みの素材を使用したジャケットです。
またジャージーコットン特有のはっきりとしたストライプ柄が適度なカジュアル感を演出します。
ウールパンツとあわせてビジネスシーンでもよし、チノパンやジーンズであわせてもよし。
しっかりとしたジャージーコットンはしわになりにくいので、旅先で着用するのにも優れています。
テーラードタイプのきちんとしたジャケットでsが、素材が生み出す印象からカジュアルっぽくも使える、非常に汎用性の高いジャケットです。
2. ベスト=ベージュのニットベスト
ジャケットだけでもいいのですが、より上品にということでベストを合わせました。
ベストはベストでも、ニット素材を使用したかなりカジュアルなベストです。
イタリアはラルディー二社製のニットベストです。
目の粗いニット素材のベストだけに通気性抜群です。
またテーラードのベストより、カジュアル感が増すだけに、スマートカジュアルにはぴったりと考え、コーディネートしました。
ジャケットを脱いでも、ベストを着ていればエレガントです。
3. シャツ=ニット素材使用の白無地ホリゾンタルカラーシャツ
一件見た目は普通の白シャツ。
実はヘリンボーン柄を織り込んだ、ニット素材を使用したワイシャツ=ビズポロなんです。
このシャツは伸縮性に優れたニット素材を使用しておりますので、フィット感を高めるべく細身に生産。
からだにフィットしてもストレッチがきいて着心地抜群。
また、洗濯後のアイロンがけが必要ない素材なので、お手入れの手間もありません。
たたみジワも少ないことから、出張や旅先での使用にもお勧めです。
またこのニット素材には、クールマックスの吸湿速乾生地を使用。
ニット生地はただでさえ汗を吸いやすい素材ですが、そこに吸湿速乾機能に優れたクールマックスの糸を使って生地を作りました。
よって汗を吸いやすいだけでなく、綿の4倍の速さで乾くと言われている速乾性も併せ持っています。
汗を吸いやすく早く乾くので、素肌に着ても心地いい、暑い夏場に最適なシャツといえます。
4. ネクタイ&ポケットチーフ=イタリア製のニットタイ&シルク100%のリバーシブルポケットチーフ
アクセサリーはニットベストの色に合わせてチョイスしました。
ネクタイはイタリアはカネパ社製のシルク100%を使用したMADE IN ITALYのニットタイです。
ざっくりとしたシルク100%のニットタイと、ニットベストと素材感が相性抜群です。
ネクタイは基本しなくてもいい、というのがスマートカジュアルのようですが、ニットタイのような素材感のあるネクタイで逆にカジュアル感を出すというのもありかなと思ってコーディネートしました。
ポケットチーフはシルク100%のリバーシブルポケットチーフ。
表側は黄色の小紋柄、裏側は白無地と両面で使えるポケットチーフです。
ふわっとした形を作りやすいように、リングがついています。
ネクタイを合わせないジャケットスタイルであれば、ポケットチーフは必須!としたいところです。
色合わせは目立たせたいのかそうでないかをご自身で決めて(ルールはありません)、その方向性にあったチーフを選んでみてください。
スマートカジュアルは、ビジネスと異なり、少し遊びを入れたほうがいいという観点が多く見られるので、少し目立たせるのが私的にはおすすめです。
5. パンツ&シューズ=ベージュのコットンパンツとブラウンのスウェードローファー
今回はコットンピケを使用した、センタークリースの入っベージュのコットンパンツと、ブラウンのスウェードローファーを合わせました。
春夏のスマートカジュアルの肝は、実はパンツとシューズなのではとシャツ屋ではありますが思っています。
少し短めに裾あげしたパンツにローファー等のややカジュアルなレザーシューズを素足風であわせるのが気分ですし、季節感もあります。
しかしスマートカジュアルのルールを改訳してみると、昔のルールでは長めのスラックスと書いてあります。
あくまでショートパンツに対応する長め、ということだと思うのですが、海外では宗教的な問題で裾丈が短いパンツがだめなところもあるようです。
素肌が少しのぞく程度の適度な短さであれば問題ないと思いますが、そもそも裾をあげすぎて素肌やすねが見えすぎるのはNGです。
写真のような長さで、少し素肌が見えるくらいならOKかと思います。を見せていいのか?という議論が起こりそうですが、私的にはOKだと思っています。
(ただしあまりに短すぎて、すねが見えるのはNGです。)
またスラックスやチノパンツはOkですが、ジーンズはNG、という見解が多いです。(ショートパンツはそもそもNG。)
ですが、ダメージジーンズのようなぼろぼろのジーンズはNGとしても、ワンウオッシュのきれい目ジーンズならば、TPOに応じてあまりカチッとした場でなければOKかなと思っています。
そのあたりは自己判断でお願いします。
6. まとめ
いかがでしょうか?
ストレッチがきいて着心地がよく、しわができずらいことから旅先への持ち運びがしやすいニット素材を使ったアイテムを多用した、スマートカジュアルのコーディネート例。
ジャケットやパンツ、シューズといった大きく目立つアイテムはベーシックできちんと押さえ、色や素材感で遊びを入れるスマートカジュアルの王道的コーディネートです。
着用者
柳田 敏正(店長)
身長177cm
体重70kg
▼着用しているシャツ(M-3982サイズを着用)
ニットシャツ・タイトフィット・クールマックス・イージーケア・ホリゾンタルカラー
商品番号 8014-I03A-WHITE
http://www.ozie.co.jp/fs/shirts/ms_8014-i03a
▼ニットタイ
カネパ社製シルク100%・MADE IN ITALY・ベージュ無地
↓
この商品は完売いたしました。
類似品はこちら
▼ニットタイのページ
http://www.ozie.co.jp/fs/shirts/c/necktie-knit
▼ポケットチーフ
リバーシブル・シルク100%・イエローxホワイト・花柄・日本製
商品番号 CH-R-002-YxW
http://www.ozie.co.jp/fs/shirts/chief/ch-r-002
※その他のアイテムは私物です。